ファミリーマートとローソン、宮城・岩手・秋田の物流拠点で初の共同輸送を開始 4月11日より 物流課題へ対応

ファミリーマートとローソンは、4月11日から東北地方の一部地域において、アイスクリームや冷凍食品などを対象とした両社の物流拠点間の輸送を実施することを発表した。

ファミリーマートとローソン、初の共同輸送を開始

今回の共同輸送でファミリーマートとローソンは、宮城県・岩手県の各在庫拠点から秋田県の配送拠点への輸送便をそれぞれ運行。冷凍商品の輸送において、輸送車両にスペースが発生する場合に、1台に積み合わせて共同輸送を行うという。

両社の商品を同じトラックに混載し、共同で輸送することで車両台数およびCO2排出量削減を目指すとしている。

なお、実験を除き本格的にファミリーマートとローソンが共同輸送を行うのは、今回が初めてとのことだ。

■概要

開始日:4月11日輸送分より開始。但し、積載量の条件が合わなかった場合は、翌実施日から開始
実施月:物量が比較的安定する4月~6月と9月~11月
実施曜日:火曜日、木曜日、金曜日の積載量条件が合致した日に実施
※週に1度、翌週のファミリーマート用車両の予測空き容量とローソンの積載予測量を確認し、1台に積載できると判断した場合にのみ実施。1台に積載できる量を超えた場合は各社ごとに輸送。
実施時間帯:昼間~夜間にかけて
対象商品:アイスクリーム、氷、冷凍食品などの冷凍商品
輸送車両:10tトラック1台
輸送ルート:
(1)ファミリーマートの物流拠点(多賀城市)からファミリーマート用商品を積載して出発
(2)ローソンの物流拠点(岩手県盛岡市)でローソン用商品を積載
(3)ローソンの物流拠点(秋田県秋田市)でローソン用商品を降ろす
(4)ファミリーマートの物流拠点(秋田県市)でファミリーマート用商品を降ろす
CO2排出削減量:1回あたり56kg-CO2の削減効果(距離として約120キロ)(両社合計)

共同輸送のイメージ図
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