WHILLは、ロサンゼルス国際空港とマイアミ国際空港で「WHILL自動運転サービス」を導入すると発表した。
昨今、世界的に高齢化が進んでいるとともに旅行需要が一層旺盛となる中、歩行に困難や不安を抱える旅客に対する高品質なサービスの提供が、空港や航空会社など航空業界における課題であると指摘されている。
特に、空港内における車椅子のプッシュサービスの需要増や待ち時間の延長、介助スタッフの身体的負担増などが課題となっており、運営コストの上昇やスタッフ不足に対する解決策の模索が重視されているという。
今回、こうした課題を解決する1つの策として、同サービスの米国の2空港への導入が決定。
台数はそれぞれ10台ずつで、出発エリア内に複数のWHILLステーション(乗り場)が設置。利用者hは、自身のタッチパネル操作で、自動運転パーソナルモビリティ(一人用の乗り物)を使って、目的の搭乗口まで移動することが可能だという。
同社は引き続き、航空業界の各ステークホルダーと密に連携しながら、同サービスのグローバル展開を通じ、世界中の旅客の移動利便性を向上させることを目指していくとしている。