子どもに対する家庭での性教育、男子の母親より女子の母親の方が必要性を感じている 実際に性教育をしている家庭は44%

ひまわり教育研究センターは、2024年2月、10〜12歳の子供を持つ母親100人に「家庭での性教育」について複数のアンケート調査を実施し、結果を公表した。

■家庭で子どもに性教育をしてきたか?

10〜12歳の子供を持つ母親100人に、家庭で性教育をしてきたかどうかについて尋ねたところ、「はい」と回答した母親は44人(男子の母親22人、女子の母親22人)で44%、「いいえ」と回答した母親は52人(男子の母親26人、女子の母親26人)で52%という結果に。

「回答したくない」と答えた母親は4人(男子の母親人、女子の母親2人)で4%となっている。

「性教育をしてきたかどうか」については、男女共に全く同じ結果となった。

家庭で子どもに性教育をしてきたか

■子どもには何歳ぐらいから性教育をしたか?

子どもに家庭で性教育をしてきたと回答した母親44人に「子どもには何歳ぐらいから性教育をしたか」という質問をしたところ、男子の母親は「10〜12歳」と回答したのが14人(63.6%)で最も多く、「7〜9歳」と回答した母親は8人(36.4%)となった。

女子の母親にも同じ質問をしたところ、「10〜12歳」と回答したのが14人(63.6%)で最も多く、「7〜9歳」、「4〜6歳」と回答した母親は4人ずつ(18.2%)となっている。

女子の母親の18%が男子の母親に比べて性教育を早い年齢からはじめているという結果となった。

子どもには何歳ぐらいから性教育をしたか

■家庭で子どもに性教育をしているのは誰?

子どもに家庭で性教育をしてきたと回答した母親44人に、「家庭で子どもに性教育をしているのは誰か」という質問をしたところ、男子の母親は「母親」と回答したのが17人(77.3%)で最も多く、「父親」と回答した母親は10人(45.5%)という結果に。

また女子の母親に同じ質問をしたところ、女子の母親は「母親」と回答したのが18人(81.8%)で最も多く、「父親」と回答した母親は7人(31.8%)となった。

家庭で子どもに性教育をしているのは誰

■子どもに対して家庭での性教育は必要だと考えているか?

10〜12歳の子供を持つ母親100人に、家庭での性教育は必要だと考えているかについて尋ねたところ、男子の母親は「はい」と回答したのが30人(60.0%)、「わからない」と回答した母親は19人(38.0%)、「いいえ」と回答した母親は1人(2.0%)となった。

女子の母親に同じ質問をしたところ、「はい」と回答したのが39人(78.0%)、「わからない」という回答が8人(16.0%)、「いいえ」は3人(6.0%)となっている。

女子の母親の方が男子の母親に比べて「家庭での性教育は必要である」と考えている母親が18%多いという結果となった。

子どもに対して家庭での性教育は必要だと考えているか

<参考>
ひまわり教育研究センター『「家庭での性教育」についてのアンケート調査

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