大阪ガスとプロロジスは、電力買取に関する契約を締結したことを発表した。
同契約は、プロロジスの物流施設「プロロジスパークつくば2」の屋根上に開発・保有するFIP制度を活用した太陽光発電設備に由来する電力・環境価値について、大阪ガスが相対取引により固定単価で長期買取するもの。
同契約を通じてプロロジスは、物流施設の屋根を活用した太陽光発電事業の規模拡大を図り、大阪ガスもプロロジスからの継続的な再エネ電力買取により、さらなる再エネ事業規模の拡大を目指すとしている。
大阪ガスは、2020年より開始した新設非FIT太陽光発電所からの電力買取や小売り事業への活用、独自の気象予測技術を用いた発電量予測等から多くの再エネ事業ノウハウを蓄積。そのノウハウを活用し、発電事業者の業務負荷と収益変動リスクの軽減に取り組んでいるという。
同契約においても、大阪ガスはインバランス管理や電力・環境価値の取引を行い、脱炭素の推進に取り組む法人向けに再エネを供給していくとしている。
両社は今後も、プロロジスの先進的物流施設開発の専門性・再エネ電源開発力、大阪ガスの安定した電力事業基盤・ノウハウを組み合わせることで、物流施設等における環境負荷軽減に資する施策の検討を進め、継続的な再エネ電源の開発・供給を通じて、脱炭素社会の実現に取り組んでいくとのことだ。