ネクストレベルが運営する「マッチングアプリ大学」では、Z世代の恋愛・結婚観とその背景について調査すべく、18歳~28歳の未婚男女253人を対象にアンケートを実施し、その結果を公表した。
■Z世代「恋愛を面倒」と感じるのは6割超
Z世代男女253人に恋愛が「面倒」と感じるか聞いたところ、「とても面倒」「やや面倒と感じる」と回答した人の割合は、男性が62.6%、女性は67.5%という結果に。
男女ともに6割超の人が「恋愛が面倒」と感じており、恋愛への意欲が高くない様子が伺える。
■Z世代「男子」が恋愛を面倒くさがる理由トップ10
次に、「恋愛が面倒」と回答した男性に理由を聞いたところ、「自由な時間が減る」という理由が最多に。
次いで「ひとりが気楽」「お金がかかる」「LINEの返事がないなど、些細なことが気になってしまう」「行動を制限される」などの理由が上位になった。
「恋愛が面倒」と回答した男性は、恋愛をすると仕事や趣味に時間やお金を使えなくなるなど、生活のリズムが変わってしまいそうで嫌だという意見が目立ち、恋愛することに義務や束縛を感じる傾向が強いことが明らかに。
また、9位の「駆け引きが嫌だから」の中には、「恋愛どころか人と関わること自体が面倒くさいから」といったコメントもあり、気配りや気遣いが煩わしく、コミュニケーションを取ること自体が面倒に感じていることが伺える。
■Z世代「女子」が恋愛を面倒くさがる理由トップ10
続いて「恋愛が面倒」と回答した女性にもその理由を聞いたところ、最も多かったのは、「ひとりが気楽だから」という理由で、次いで「自由な時間が減る」「お金がかかる」「自分の気持ちが振り回される」「LINEの返事がないなど、些細なことが気になってしまう」が続いた。
順位は異なるが、上位5つのうち「気持ちが振り回される」以外の4つが、男性の上位5つと同様の結果に。
「恋愛が面倒」と回答した女性は、恋愛がうまくいっていないときに嫉妬したり不安になったりと精神的なストレスが増えるなどの気持ちの変化が負担になるという意見が目立った。
また、男性はランク外だった「同性と過ごしたり遊ぶ方が楽しいから」が、女性は10位にランクイン。「推し活をしてる時がいちばん楽しいから。あまり恋愛に対して興味が無い」というコメントもあり、男女ともに自分の大切な時間が侵され生活のペースが崩れることを快く思わない人が多いことが伺える。
Z世代の多くが、自分だけの時間や好きなもの・コトを楽しむことに重きを置く傾向にあることが分かった。
■恋愛は面倒でも「いずれは結婚したい」派が約8割
次に、Z世代253人に、将来、結婚をしたいか聞いたところ、「結婚したい」「いい人に出会えれば結婚したい」と回答した人は、男性が76.7%、女性は79.9%と多数を占める結果となり、男女とも結婚については前向きに考えていることが分かった。
男女ともに「心の安らぎのためにパートナーが欲しい」「孤独は嫌だ」といった意見が多く、精神的な安らぎが結婚願望の理由の1つになっていることが分かった。
また、男女ともに価値観や趣味が合う人がいれば結婚したいという意見も多く、SNSを通して様々な価値観に触れてきたからこそ、自分の価値観を大事にし、リアルで共感できる相手を大事な存在と捉えているのではないかと同社は考察している。
【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:マッチングアプリの利用経験がある18~28歳の未婚男女
アンケート母数:男性99名・女性154名(合計253名)
実施日:2024年2月16日~2024年3月3日
調査実施主体:マッチングアプリ大学
調査会社:ネクストレベル
<参考>マッチングアプリ大学『Z世代の恋愛・結婚観とその背景』