CCCMKホールディングスは、全国16~24歳の男女1,564名を対象に、「Z世代のSNS利用実態や生活満足度との関係性」を調査し、その結果を公表した。
■「学生(高校、大学・大学院など)」の自由時間は15時以降に集中
最初に、Z世代は日常のどのタイミングで「自由時間(趣味、SNS、ショッピングなど)」を過ごしているかを職業と性別で分析を行った。
平日の各時間帯別の行動を調査したところ、「学生(高校、大学・大学院など)」は「自由時間(趣味、SNS、ショッピングなど)」が15:00以降で20%を超える結果に。
また、最も多くの人が自由時間を過ごしているのは、21:00~22:59で、どのグループでも50%を超えた。
■「SNSやインターネットの情報を見ていて疲れることがある」のは女性のほうが高い
続いて、自由行動時間の行動の1つである「SNS」への意識や利用実態を分析したところ、「気になったものはすぐにSNSで検索する」に対して「非常にあてはまる」「ややあてはまる」と回答した割合は、学生(高校)/女性で79.2%、学生(大学・大学院など)/女性で70.5%と、特に学生/女性に多く見られる傾向に。
また、「SNSやインターネットの情報を見ていて疲れることがある」人の割合も女性の方が高い結果となり、女性は検索ツールの1つとしてSNSを活用しつつも、いわゆる「SNS疲れ」を感じている人も多いことが分かった。
■YouTubeの利用時間が最も長く、1時間以上利用者の割合も多い
「平日における各SNSの利用時間」において、Z世代の全てのグループで「YouTube」は利用率が9割を超え、1日1時間以上利用している人の割合は57.2%と、他SNSと比べて最も高い結果に。
「TikTok」は他のSNSと比べると利用率は51.5%と低いが、利用者のうち1時間以上利用している人の割合41.7%と、Z世代全体で「YouTube」に次いで多い結果となり、Z世代は動画を主体としたSNSの利用時間が長くなる傾向があることが分かった。
■1時間以上利用しているSNSが「ない」人が、生活満足度が最も高い
Z世代全体で1時間以上利用しているSNSが「なし」の人は29.0%で、残りの71.0%の人はいずれかのSNSを1時間以上利用していることが分かった。
また、1時間以上利用しているSNSが2つ以上ある人はどのグループでも男性よりも女性の方が多い結果に。
さらに、「1時間以上利用しているSNS」の数別に生活への満足度を分析したところ、1時間以上利用しているSNSが「なし」の人が、平均点65.5点・中央値70.0点と、最も現在の生活への満足度が高いことが分かった。
【調査概要】
調査方法:インターネット(Tアンケート)
調査期間:2024年2月13日~2024年2月19日
調査地域:全国
調査対象者:男女16~24歳のT会員
サンプル数:1,564サンプル
各グループの定義:
・学生(高校):高校生
・学生(大学・大学院など):専門学校・短期大学・高専生、大学・大学院生、浪人生
・社会人:学生以外
<参考>CCCMKホールディングス『Z世代のSNS利用実態や生活満足度との関係性』