湖池屋、岐阜県海津市に「中部工場(仮称)」を2025年8月開業 オリジナルポテチが作れる「湖池屋GOGO!ファクトリー」を併設

湖池屋は、岐阜県海津市に同社として初めての中部エリアの生産拠点として、「中部工場(仮称)」を2025年8月に開業すると発表した。

中部工場(仮称)

同工場は、関東工場、京都工場、シレラ富良野工場、九州阿蘇工場に続く、5地域目の生産拠点となる。

既存のポテト系商品の製造ラインをはじめ、スナック菓子の領域を超える新商品の製造ラインの導入も計画しているとのことだ。

また、同工場の開業を起点として、岐阜県で生産した商品を中部エリアをはじめ、全国に届けるほか、岐阜県産の原料などを活かした新商品開発やスナック菓子の領域を超えた新商品の開発等にもチャレンジするという。

さらに、同工場の稼働に合わせ、岐阜県海津市から全国の人々に笑顔を広げる取り組みとして、同社として全国で2カ所目となる「湖池屋GOGO!ファクトリー」を併設。

「湖池屋GOGO!ファクトリー」は、湖池屋の歴史と創業以来のこだわりを体感してもらいながら、オリジナルポテトチップス作りを体験することができる施設。

フラット、Vカット、ケトル、厚切りなどの異なるカット形状のポテトチップスの食べ比べを楽しめるほか、数種類のフレーバーを組み合わせたオリジナルの味作りが体験可能。好みのデザインやメッセージを加えることができるパッケージを含めて、世界に1つだけのオリジナルポテトチップスを作れるとのことだ。

湖池屋GOGO!ファクトリー

また同社では、これからの社会変化に対応するとともに、未来にわたって持続可能な生産活動を行うため、同工場においては「品質向上」「環境負荷軽減」「省人化」の実現を目指して取り組んでいくという。

●品質向上
同社として初導入の設備を組み合わせた新たなライン構成により、芽や異物の混入を削減。安定した生産へとつなげることで、湖池屋品質の向上を図る。

●環境負荷軽減
CO2排出量規制に対応し、太陽光発電設備を導入することにより、CO2排出量を削減(約300t/年を想定)。また、工場と倉庫を併設し、拠点間輸送におけるCO2排出量も削減。

●省人化
今後の労働人口の減少・人手不足を見据え、人が介在する作業の負担軽減につながるDX化及び設備導入を予定(データ管理システム、AI技術の活用、作業の機械化などを想定)。

「品質向上」「環境負荷軽減」「省人化」の実現を目指す

■中部工場(仮称)

所在地:岐阜県海津市南濃町庭田827-11
敷地面積:約29,000平方メートル
建築面積:約7,700平方メートル
建設費:約100億円
着工予定時期:2024年9月
竣工予定時期:2025年8月

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