青果の総合流通企業ファーマインドは、物流の「2024年問題」の解決策として、「共同輸配送」を実施していることを発表した。
同社は、2023年6月に政府が発表した「物流革新に向けた政策パッケージ」の施策の1つである、物流の効率化における「共同輸配送」を図るため、青果の陸送を担うグループ会社の全日本ラインと連携。
全国14か所の青果センターを物流の中継拠点として、「共同輸配送」を強化してきたという。
その結果、2019年に対し2023年の中継物量は約3倍に、トラックの積載率は約5%上昇。2024年はさらに中継物量を増やし前年比で130%めざすことで、「共同輸配送」をさらに促進するとしている。
また同社は農業従事者の減少に伴う供給不足が深刻化するなか、より産地に近いストックポイントであるプラットフォームセンター「PFC長野」をJA全農と共同で運営。
これも中継拠点に加え活用することで生産者側の輸送を効率的に行い、生産者の負担軽減をめざしつつ、「共同輸配送」よる物流の効率化にもつなげていくとしている。
さらに、茨城県内でも同様のプラットフォームセンターの建設を計画しているという。
同社は今後も、センターの中継拠点化を促進し「共同輸配送」で物流の効率化を図ってくとのことだ。