次世代エアモビリティのインフラ構築を目指すAirXは、3月20・21日、つくば航空と連携し、茨城県つくば市上境にある「つくば空飛ぶクルマテストフィールド」で「空飛ぶクルマ」実証フライトに成功したと発表した。空飛ぶクルマが首都圏上空を飛行したのは初めての事例だという。
AirXは、ヘリコプター事業で提携しているつくば航空と、空飛ぶクルマ分野においても連携。空飛ぶクルマの社会実装と、つくば市のスマートシティ構想の実現に貢献していくという。
■実証フライトの概要
実施日程/内容/参加者:
・3月20日 10:00~12:00/実証フライト/一般
・3月21日 10:00〜12:00/セレモニー・実証フライト/ビジネス・メディア関係者
・3月21日 14:00〜16:00/実証フライト/一般・ビジネスメディア関係者
飛行距離/1回:
340m
飛行高度:
高さ30m
飛行形態:
無人、オートパイロットによる自律型飛行(重さ30kgのマネキンを乗せた飛行も成功)
最大速度:
時速20~25km
飛行回数:
計8回(1ターム2回のフライト)
実施場所:
つくばヘリポート(茨城県つくば市上境992番地)
使用機材:
EH216-S(AirX所有)
■今後の展望
AirXは、「つくば空飛ぶクルマテストフィールド」を拠点として、以下の4点を推進していくとしている。
技術実証:
空飛ぶクルマの安全かつ効果的な運航を確認し、技術の進歩に貢献
バーティポート整備:
つくばヘリポートを空飛ぶクルマのバーティポート拠点として整備し、関東地域の中心的存在に
運航管理等のインフラ基地構築:
首都圏における将来的な数千機の空飛ぶクルマの運航を見据え、東京より50km圏内に運航管理システムの基礎や整備基地を構築し、運航の基盤を整備
社会受容性の向上:
展示だけでなく、デモフライトができる環境を整え、空飛ぶクルマを身近に感じてもらい、乗客体験等の地域における社会受容性を高める