投資に対するネガティブなイメージは強いものの、44%の人が「投資意向あり」 20代は関心止まりの傾向に

LINEヤフーが展開する、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」と、事業者向けサービス「ヤフー・データソリューション」は、連携して投資に関する調査分析レポートを公表した。

ヤフー・データソリューション、投資に関する調査分析レポートを公表

LINEリサーチ:「損をする」「難しい」などネガティブなイメージが強いものの、全体の利用意向は4割超

「LINEリサーチ」は15歳以上の男女に、投資に対するイメージや経験、今後の意向についてアンケート調査を実施。

その結果、投資に対するイメージは男女ともに1位が「損をする/リスクがある」、2位が「難しい」という結果となり、ネガティブな側面が強いことがわかった。

投資に対するイメージ

一方で、今後の投資意向については全体では44%が「投資意向あり」という結果に。

特に20代と30代は「今後投資をしてみたい」と考えている人が5割を超える結果となった。

今後の投資意向

検索ビッグデータの解析調査:実際の行動は慎重か

「ヤフー・データソリューション」は、過去10年間の検索ビッグデータを分析して投資への関心推移を調査。

どの結果、全年代を通して投資・資産運用への関心は年々高まってきているものの、「LINEリサーチ」によるアンケートの投資意向に関する44%という結果に対して検索ユーザーは20%未満にとどまり、意向と実際の検索行動にギャップがうかがえる結果となった。

特に20代と70代の検索行動が他の年代と比較して控えめであり、中でも20代の検索ユーザー割合は、2021年以降、他の年代と比べて増加のペースが鈍化していることが明らかに。

検索ユーザーの投資への関心推移

さらにNISA関連の検索データを見ると、20代は比較的中間的なレベルに位置付けており、関心の高さがうかがえるものの、こちらも同様に2021年以降に増加のペースが他の年代と比べて鈍化。

NISA関連の検索データ

また株銘柄など具体的な検索ワードで分析した結果も、20代は他と比べて低い水準にあることが判明。

20代は金・プラチナやiDeCoに関する検索も同様に低い水準であり、投資に対して関心を持っているものの、実行するまでのステップに進んでいない可能性があると同社は考察している。

年代ごとの株関連の検索ユーザーの割合推移

<参考>
LINEヤフー『投資に関する調査分析レポート

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