絆ホールディングスは、全国の就活生から社会人1年目までの男女500名を対象に、「就活事情調査」を実施し、結果を公表した。
1.最新人気業界ランキング1位、男性「メーカー」女性「医療・福祉」。就職先は「安定志向」で選ぶ人が多数派!企業選びは約6割が「給料」を重視
まず、全員を対象に志望している(していた)業界について調査し、男女別にランキングにしたところ、男性は1位「メーカー」、2位「IT・通信」、3位「官公庁・公社・団体」、女性は1位「医療・福祉」、2位「メーカー」、3位「官公庁・公社・団体」となった。
男女ともに「メーカー」「官公庁・公社・団体」が人気な一方で、男性は「IT・通信」、女性は「医療・福祉」がトップ3にランクインする結果に。
次に、就職先の選び方について調査。
雇用や福利厚生の安定を求める「安定志向型」と、個人のスキルアップを求める「上昇志向型」で、自身はどちらのタイプで就職先を選ぶかを尋ねると、約8割が「安定志向」と答え、多数派であることが分かった。
企業選びでは、約6割が「給料」を重視しており、次いで「業務内容」、「福利厚生」が続く。
2.内定者・社会人1年目の約6割が就活に後悔あり。「大学生活を有意義に過ごすべきだった」
続いて、内定者と社会人1年目を対象に就活中の後悔や失敗について調査。まず自身の就活については、約6割の人が「後悔がある」と回答。3割以上が「大学生活を有意義に過ごすべきだった」と、大学生活の過ごし方に後悔を感じていることが判明。
また、「自己分析が不十分だった」や「業界を絞りすぎていた」といった後悔を感じている人も多く見られた。
3.社会人1年目にして、会社を辞めたい人約6割。「給料」に不満を抱える人多数
社会人1年目を対象に、今の会社に入社して後悔があったかを聞くと、「後悔がある」と答えた人は6割以上。後悔した理由として最も票が集まったのは「給料が少ない」となり、給料に不満を抱えている人が多いことがうかがえる。
また、会社を辞めたいと思ったことはあるかを尋ねると、「とてもある」と「ある」を合わせて、約6割が会社を辞めたいと思ったことがあると回答。
その理由を見ると、最も多かったのは男女ともに「給料が少ない」となっている。
4.初年度の希望年収は「300万円以上~350万円未満」。一方、実際の初年度年収は「200万円以上~250万円未満」が相場
企業選びで重視するポイントとして、また、入社後の後悔として挙げられた「給料」だが、初年度の希望年収を聞くと、最も票が集まったのは「300万円以上~350万円未満」で21.2%となり、比較的堅実な傾向がうかがえた。
男女別でデータを見ると、男性は「300万円以上~350万円未満」、女性は「200万円以上~250万円未満」が最多で、希望年収に男女差があることも判明。
一方、内定者と社会人1年目を対象に、実際の初年度年収がいくらかを尋ねると、「200万円以上~250万円未満」が最も多く、希望していた「300万円以上~350万円未満」をもらう人は16.5%に留まっている。
5.約3人に1人が、自分の能力に対して初年度年収は「低い」と感じている約7割が、新卒1年目から高収入が見込めるチャンスがあれば挑戦したい
自分の能力・経験に対して、この初年度年収が妥当だと思うかを尋ねると、約3人に1人が「少し低い」、「低すぎる」と回答。金額が足りていない、と不満に感じている人が一定数いることがわかった。
また、初年度年収はいくらからが高いと感じるのか、その金額を聞くと「400万円以上」から高いと感じる人が増え始める結果に。700万円以上ともなると、かなりの高収入であることがうかがえる。
なお、もし新卒1年目から高収入が見込めるチャンスがあれば挑戦したいと思うかを調査すると、「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」をあわせて約7割が「思う」と回答。前向きな人が多いことが明らかになった。
【調査概要】
調査テーマ:就活事情調査
調査方法:WEBアンケート調査
調査対象者:全国の就活生から社会人1年目までの男女合計500名
※2024年に就活中(就活する予定)の学生166名、既に内定が決まっている学生166名、社会人1年目168名
調査実施日:2024年2月16日~20日
調査主体:絆ホールディングス
調査機関:ネオマーケティング
<参考>
絆ホールディングス『就活事情調査』