日本コカ・コーラは、高齢者や障がいのある人にもより便利に同社の自動販売機を利用できるよう、コカ・コーラ公式アプリ「Coke ON(コークオン)」のアクセシビリティ機能を拡充した新バージョンを公開した。
新バージョンはアプリ操作画面の視覚情報だけでなく、スマートフォンのバイブレーションの触覚情報や音声読み上げなどの聴覚情報を活用できるようにしたもので、最新の「Coke ON」に更新することで全国48万台の「Coke ON」対応自動販売機で利用可能とのことだ。
同アップデートは、「Coke ON」の継続的なユニバーサルデザイン対応の一環となっており、今回公開されたバージョンではアプリ内の文字や操作ボタンのサイズを拡大。
さらに、2024年4月下旬には、音声によって自動販売機内の製品を選択できる機能の追加を予定しているという。
なお、これらのすべての機能はスマートフォン本体の音声読み上げ機能と組み合わせることもでき、高齢者、車いす利用者、障がいのある人を含む、多くの人々にとっての自動販売機のアクセシビリティを改善することができるとしている。
また、アクセシビリティ改善の取り組みの一環として、「Coke ON」では、ミライロが提供するデジタル障害者手帳「ミライロID」との連携を2024年4月8日より開始。
「Coke ON」から、「ミライロID」の認証を行うことにより、「Coke ON 障がい者割引」の対象となり、ドリンク購入時にもらえる「Coke ON」スタンプがいつでも2倍になるほか、サブスクリプションサービス「Coke ON Pass」の割引などの特典を利できるようになるとのことだ。
日本コカ・コーラは、自動販売機を飲料購入のための社会インフラの一つであると捉え、デジタル技術等を活用することで、さらなるアクセシビリティや利便性の改善に取り組んでいくとしている。