OKI、春季労使交渉結果を発表 13,000円以上の賃金水準改善要求へ満額回答や結婚時の有休取得を90日から1年に拡大など

沖電気工業(OKI)は、2024年の春季労使交渉において「人への投資」ならびに「育児支援」の観点から、労働組合の要求に対し以下の回答をしたことを発表した。

OKI、春季労使交渉結果を発表

賃金
賃金水準改善の要求額(13,000円以上)に対して13,000円で満額回答。継続的に行動や成果を発揮した社員の働きに応えるという観点から、一部について、個人成績に応じた改善額としたとのことだ。

初任給
2024年度新卒者の初任給要求(全ての区分で9,000円以上引き上げ)に対して、高卒は9,000円の満額回答、大卒・修士卒は3,000円と回答。これにより、高校卒が189,000円、大学卒が253,000円、修士卒が277,000円となるとのことだ。

有給休暇制度の拡充
同社は多様な働き方の整備を進める中で、独自の有給休暇制度の拡充・柔軟化を進めてきたという。

その一環として、本人の傷病治療において時間単位の有給休暇取得を可能にするとともに、結婚時に取得できる有給休暇の取得可能期間を従来の90日以内から1年以内に拡大し、私事都合による分割取得を可能としたとのことだ。

子どもが障がいを持つ社員の短時間勤務適用期間を拡大
育児支援の観点から、子どもが小学校修了まで適用が可能な短時間勤務制度(育児勤務制度)を改定。同一世帯の子どもが障がい児である社員について、短時間勤務の適用期間を拡大し、子どもが18歳に到達する年度の3月までとするとのことだ。

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