SAMURAIは、会社員(正社員)として働いている全国の20代300名に「20代の転職に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。
■これまでに「転職」もしくは「転職を検討」したことがある人は47%で約半数
会社員(正社員)として働いている20代300名に、「これまでに転職、もしくは転職を検討したことがあるか(転職の有無は問わない)」を聞いたところ、「ある」と回答した人が47.7%、「ない」と回答した人が52.3%で、それぞれ約半数という結果に。
■20代での転職を74%が「1回以上」経験、9%が「3回以上」経験
以降の調査は「これまでに転職、もしくは転職を検討したことがある人」(有効回答数:143)に実施。
「これまでの転職回数」については、「1回転職」した人が49%、「2回転職」した人が16.1%、「3回以上転職」した人が9%で、「転職経験がない」人は全体の25.9%となった。
同結果から、74.1%の人が20代での転職を経験していることが明らかに。
■79%が入社後「3年以内」に転職を検討した経験あり
「転職を検討し始めたタイミング」については、「入社後3年以内」が最多で29.4%、次いで「入社後1年以内」が21.7%、「入社後3年以降」が21.0%、「入社後6カ月以内」が14.7%、「入社後すぐ」が13.2%となった。
同結果から、79%の人が「入社後3年以内」に転職を検討した経験があることが明らかに。
■転職を検討したきっかけの1位は「給与への不満・問題」
「転職を検討し始めたきっかけ」については、「給与への不満・問題」が39.9%、「仕事(業務内容)への不満」が36.4%、「人間関係への不満・問題」が33.6%、「労働時間への不満・問題」が23.8%となった。
キャリアアップや異業種/異職種への挑戦など、前向きな理由がきっかけで転職を検討している人は少数派で、現職に対する何かしらの不満から転職を検討し始める人が多数であることが明らかに。
■90%が早期離職に「何かしらの不安がある」と回答
次に、「早期離職(入社後3年以内での離職・転職)に対する不安要素」を聞いたところ、「転職時の評価に悪影響があるかどうか」と回答した人が27.3%、「将来のキャリアに悪影響があるかどうか」と回答した人が25.2%で、早期離職が「自身のキャリアに悪影響があるのでは」と懸念している人が多数いることが明らかに。
また、在籍企業や家族、友人やパートナーなど「周囲からの反応や評価」に対しても不安を抱えている人も多いことが伺える。
一方で、「不安はない」と回答した人はわずか10.5%に留まり、残り90%の近くの人が早期離職に対して何かしらの不安を持っていることが分かった。
■転職は「現在の職場に3年以上務めてから」と考える20代が23%
「いつまでに転職したいか」と聞いたところ、「具体的には決めていない・その他」の41.3%を除くと、「20代のうちに」や「今すぐにでも」と回答した人が合計で35.7%となった。
一方で、最も多かったのは「現在の職場に3年以上務めてから」で23.1%という結果に。
同結果から、79%が「入社後3年以内」に転職を検討した経験があるにもかかわらず、早期離職や早期転職に対する「転職時の評価」や「周囲からの反応」への懸念・不安から、転職は「現在の職場に3年以上務めてから」と考える20代が23.1%にも及ぶことが分かった。
【調査概要】
調査期間:2024年3月5日〜3月7日
対象者:全国 / 20代 / 会社員(正社員)
有効回答数:300
調査媒体:Freeasy
<参考>SAMURAI「20代の転職に関する意識調査」