Natureは、スマートホームの導入障壁を紐解くことを目的に「スマートホームに対する意識調査」を実施し、結果を公表した。
■Nature「スマートホームパラドックス」調査結果
未導入者のスマートホームに対するイメージは、「導入費用が高そう」、「電気代が上がりそう」、「新しい家電を購入する必要がありそう」や「維持費用がかかりそう」といった金銭的な負担を懸念する人が57.5%と、半数以上いる結果に。
また、「何が便利になるのかがわからない」といった導入後のイメージが湧かない人も18.2%となったという。
未導入者に「スマートホーム化の必要性を感じるか?」と質問したところ、73.2%が必要なさそうと回答。一方で「家電・リモコン操作の手間を減らしたい」人は、50.7%と半数以上に。
他にも「家電の消し忘れを確認したい」や「外出先からの家電(エアコンや湯張り)操作がしたい」、「部屋の温度や湿度を自動で快適に保ちたい」といったスマートホーム導入で解消できる日常生活における不便さを感じている事がわかった。
スマートホーム導入費用に関しては、未導入者の63.1%が1万円以上かかると思っていることが判明。
しかし、Nature Remoユーザーの66.9%が1万円以下でスマートホームを導入しており、温度、湿度、人感センサー等を搭載した「Nature Remo 3」は9,980円、「Nature Remo mini 2」や「Nature Remo nano」は、他のスマートホーム製品と合わせても1万円以内で購入可能とのことだ。
Nature Remoユーザーは、スマートホーム導入に際し、84.1%の人が新しい家電の購入または家電の買い替えの必要はなかったと回答。
スマートホームは、Nature Remoやスマートリモコンを買うだけでも、ミニマムスタートが可能となっている。
Nature Remoユーザーは、スマートホームを導入して、「スマートスピーカーとの連携(声で家電操作)」、「外出先からの家電操作」、「スマートフォンで家電操作」、「家電のオートメーション(自動操作)」が便利と回答。
Nature Remoの導入に絞ると、「複数の家電操作を一つのスマートフォンアプリで管理できる事」や「GPSを利用した家電の自動操作」に利便性を感じる人が多い結果に。
なお、まだ少数派ではあるものの、防犯・セキュリティやペットの見守り(室温管理)、節電の観点からスマートホーム化に興味を抱く人もおり、Nature Remo導入の満足度に関しては、81.5%が期待以上だったと回答している。
【調査概要】
・スマートホーム未導入者に対する調査
調査対象:全国20歳〜59歳の男女
調査方法:セルフ型ネットリサーチ
調査期間:2024年1月16日〜2024年1月17日2日間
有効回答者数:1,000人
・Nature Remoユーザー(スマートホーム導入者)に対する調査
調査対象:全国のNature Remoユーザー
調査方法:オンラインユーザーアンケート
調査期間:2024年1月30日〜2024年
<参考>
Nature『スマートホームに対する意識調査』