UQコミュニケーションズは、18~29歳の男女を対象に、一人暮らしの生活におけるネット環境に対する意識と実態および部屋での過ごし方などについてインターネット調査を実施し、その結果を公表した。
■一人暮らしを始める人のなかには「期待」と「不安」が同居している
今春一人暮らしを始める人に、新生活直前の今の気持ちについて聞いてみると、約8割の人が「新生活を迎えられることがうれしい」が79.9%、「自由な気持ちになる」が79.7%など、新生活に期待を膨らませる回答が多い結果に。
その一方で、71.6%が「漠然とした不安を感じる」、70.0%が「新生活を前に何をしたらいいかわからない」と回答するなど、新生活への期待と不安が同居していることが明らかになった。
■理想の一人暮らし「YouTubeの動画を見まくる」が第3位にランクイン
一人暮らしを始めたらやってみたい「理想の暮らし」について聞くと、上位から「何も考えずゆったりとした時間を過ごす」が66.5%、「時間を気にせず趣味に没頭する」が59.9%、「YouTubeの動画を見まくる」が44.8%という結果に。
さらに、5位に「動画配信サービスで動画を見まくる」が40.5%と、好きなだけ動画コンテンツを楽しみたい気持ちが明らかになった。
■一人暮らしで寂しい時の過ごし方は、SNSやYouTubeなど約半数の人がネットを利用
一人暮らしで寂しい時の過ごし方を聞いたところ、1位が50.2%で「YouTubeのおすすめ動画を見る」、2位が47.3%で「SNSを見る」となり、多くの若者が一人暮らしの寂しさを紛らわすために、ネットを利用するという結果に。
■約8割がネット環境を引っ越し後3日以内に整えたい
引っ越し後にインターネットが使えるようになるまでどれぐらい待つことを許容できるかを尋ねたところ、「その日に使いたい」が46.8%と約半数を占め、3日以内とあわせると、77.4%で約8割という結果に。
■引っ越し後の生活空間の不十分さで憂鬱を感じた原因、電気・ガス・水道を凌いで、「Wi-Fiが繋がらない」が1位に
一人暮らしを始めた時に、生活空間の不十分さで憂鬱を感じた原因を聞いたところ、「Wi-Fiが繋がらない」が33.5%で最も多い結果に。さらに、「電気・ガス・水道がつながらない」の23.6%よりも約10ptの差があることが明らかになった。
■Wi-Fiが繋がらなかったことで感じた憂鬱は、動画の画質低下と通信速度の低下も要因
一人暮らし経験者で、引っ越し後にWi-Fiが繋がらなくて憂鬱だったと回答した人に、具体的な経験を尋ねたところ、「動画の画質が低くて動画を楽しめないこと」と「スマホが通信速度制限にかかってしまうこと」が38.0%という結果に。
【調査概要】
調査タイトル:若者の一人暮らしにおけるネット環境に関する調査
調査期間:2023年12月12日~12月14日
調査手法:インターネット調査
調査対象:
・2024年春より初めて一人暮らしを始める予定の全国18~29歳の男女553人
・これまで一人暮らしを経験したことがある全国18~29歳の男女275人