40歳以上「ミドル層」の転職希望者数は増加傾向 3人に1人は新しい職種への転職にチャレンジ

パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、「ミドル層の異業種・異職種転職実態レポート」を発表した。

■登録者数の推移

40歳以上の転職希望者数は増加傾向。「doda」の新規登録者数は6年で1.5倍以上に

転職サービス「doda」に新規で登録した人数の推移を年ごとに年齢区分別で見ると、2023年における40歳以上の新規登録者数は、2018年比で1.5倍以上に伸長。他年齢区分と比較しても、最も大きい伸び率となった。

40歳以上の登録者は2022年から2023年にかけて特に大きく伸びており、この1年でミドル層の転職への関心が高まっている様子が伺える。

年齢区分別:2023年における40歳以上の新規登録者数

■異業種転職

40歳以上の転職者のうち、約65%は異業種へ転職。新業態へ参入する企業が増加し、知見がある人材の採用ニーズが高まったことが背景に

2023年7-12月に転職サービス「doda」のエージェントサービスを利用して転職した40歳以上の個人のうち、65.2%が異業種へ転職していることが判明。なお、転職者全体と比較しても割合に大きな差は見られなかった。

異業種転職

■異職種転職

40歳以上の転職者の3人に1人は異職種へ転職。“経験や専門性が活かせる領域”への転職が多い

職種別で見ると、2023年7-12月の期間に40歳以上で異職種へ転職した個人の割合は34.2%となった。

転職者全体と比較すると10ポイント近く少ないものの、40歳以上の3人に1人は新しい職種への転職にチャレンジしていることがわかる。

異職種転職

■転職前後の年収変化

半数以上が年収アップを実現する一方、全体に比べると下がるケースも多い

転職前後の年収変化を見ると、年収アップを実現した40歳以上の転職者は50%を超えることがわかった。一方、年収が減少した人の割合は全体と比較して7ポイント高く、年収が下がるケースも多く見られる結果に。

転職前後の年収変化

<参考>
doda(デューダ)『ミドル層の異業種・異職種転職実態レポート

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