葛力創造舎、SAGOJO、プレイシンク、KDDIは、東日本大震災の中長期的な復興に向け、3月11日から、NFTを活用した福島県葛尾村の関係人口創出実証を開始すると発表した。
同実証では、葛尾村の1次産業・2次産業の復興などに協力した人に特典付きのNFTを無料で配布。NFT保有者のみが参加できる限定チャットで、一般公開されていないイベント情報や特典を提供することで、関係人口の継続的な創出を支援していくとしている。
葛尾村は、東日本大震災の影響で人口が震災前の1,500人から492人に減少(2024年1月時点)。全村民の一時的な避難や人口減少に伴う1次産業・2次産業の衰退により、地域産業も含めた中長期的な復興が必要となっているという。このような課題解決に向け、同実証の開始に至ったとのことだ。
■同実証について
概要:
・葛尾村にて農作業の手伝いなど地域課題解決に協力した人が、プレイシンクが提供するウォレット「NFTCloak」にログインし、現地の所定場所に設置されているQRコードを読み込むと、NFTを無料で取得できる。
・NFT保有者は葛尾村の地域共創コミュニティの一員として限定チャットに参加でき、限定チャット上でNFTの保有数に応じた特典を受けることが可能。
・限定チャット上での関係人口同士のやりとりや特典を通じて、葛尾村の課題解決に対する意欲を高めることで、葛尾村の継続的な関係人口創出を支援。
特典:
・NFT保有者同士がつながる地域共創コミュニティへの参加
・一般公開されていないイベント情報の受け取り
・葛尾村の湧き水コーヒー1杯無料
・葛尾村の課題解決プロジェクトの企画提案
※順次特典の内容は更新されていく予定とのこと。
■各者の役割
葛力創造舎:プロジェクトのリード
SAGOJO:企画開発
プレイシンク:ブロックチェーン技術の提供
KDDI:葛尾村におけるNFT企画のサポート