NTTドコモは、オリックスとの間で株式譲渡契約を、オリックスおよびオリックスの子会社であるオリックス・クレジットとの間で株主間契約を、それぞれ締結したことを発表した。

これにより、オリックス・クレジットはドコモの連結子会社となるという。

また、株主間契約において、ドコモとオリックス・クレジットは資本業務提携を行うことについても合意したとのことだ。

今回、ドコモはオリックス・クレジットと提携することで、ドコモの持つdポイントクラブ9,876万人(2023年12月時点)という国内最大規模の会員基盤と、オリックス・クレジットがこれまで長年培ってきた融資事業のオペレーション力、個人向け融資の与信ノウハウ、融資分野における新サービス開発力等の強みを掛け合わせることで、利用者のライフステージに合わせた、より幅広い金融サービスの提供をめざすとしている。

■業務提携の概要

以下の取り組みについて実施の検討をすすめていくとのことだ。

・dスマホローン事業の更なる拡大に向けた、与信力強化・オペレーションの高度化
・利用者のライフステージやニーズに応じた、新たなローン商品の共同開発・販売
・ドコモのメディアや販売チャネルを活用した、オリックス・クレジットの既存事業の強化
・両社のデータを活用した、一人ひとりへの最適な商品の提案
・その他新規事業開発・販売等に係る協業

具体的な取り組み内容

■子会社化の概要

株式譲渡の方法:オリックス所有の発行済み株式の譲渡
譲渡前後の所有・株式比率の状況
<譲渡前>オリックス100%
<譲渡後>NTTドコモ66%/オリックス34%
株式譲渡契約日:3月6日
株式譲渡実行日:3月29日(予定)
出資金額:792億円