クロス・マーケティングは、全国20歳~69歳の男女を対象に「動画の倍速視聴に関する調査(2024年)」を実施し、その結果を公表した。
■動画コンテンツの倍速視聴経験
動画コンテンツの倍速視聴経験の有無を聞いたところ、「経験あり」が47.0%となり3年前と比べ、12.6pt増加。
また、男女ともに20~30代の視聴経験率は4割強~6割と高いが、50~60代でも3~4割を占め、倍速視聴は若年層に限らず各年代にまで浸透していることが分かった。
■倍速で視聴している動画コンテンツ
倍速で視聴している動画コンテンツは、「ドラマ」「バラエティ」「企画動画」が上位に。「ニュース・報道」「商品紹介、まとめ動画」「映画」などのジャンルも倍速でよく視聴されていることが分かった。
■倍速で視聴するシーン
倍速で視聴するシーンは、「休日にまとめて」が4割、次いで「平日の夜」「寝る直前」が3割となった。
20代は「ランチを食べながら」「順番待ちの時間」「バス・電車内」など、ちょっとした空き時間に倍速で視聴していることが明らかに。
■倍速で視聴することに対する意識
倍速視聴に対する意識を聞いたところ「自由度が上がる」「効率よくたくさん視聴できる」というポジティブな意見と、「印象が残りにくく、内容を忘れやすそう」「目や耳が疲れそう」「よく理解できない」という懸念点がほぼ同率となった。
また、女性20代・30代では「効率よくたくさんの動画を視聴できる」、男性20代では「倍速で見ないと時間を損した気になりそう」「集中して視聴できる」と回答した人が多く、若い世代では特に時間効率を意識している様子が伺える。
【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域:全国47都道府県
調査対象:20~69歳の男女
調査期間:2024年3月1日~3日
有効回答数:1,100サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある。
<参考>クロス・マーケティング『動画の倍速視聴に関する調査(2024年)』