ライボの調査機関「Job総研」は、587人の社会人男女を対象に「2024年 ハラスメントの境界線調査」を実施し、その結果を公表した。
【ハラスメントの境界線】
回答者全体の587人にハラスメントの境界線を聞くと、「正しく認識している」が26.2%、「認識しているつもりだが正しいかは曖昧」が47.7%、「なんとなく認識している」が21.3%、「全く認識していない」が4.8%となった。
次に、ハラスメントの境界線への自身の意識を聞くと、「高くなっている派」は53.6%で過半数を占め、内訳は「とても高くなっている」が13.8%、「高くなっている」が17.4%、「どちらかといえば高くなっている」が22.4%という結果に。
【ハラスメントへの敏感さ】
回答者全体の587人に職場でのコミュニケーションの際のハラスメント意識を聞くと、「敏感になっている派」は81.3%で過半数を占め、内訳は「とても敏感になっている」が22.8%、「敏感になっている」が24.9%、「どちらかといえば敏感になっている」が33.6%となった。
年代別の回答では40代の「敏感になっている派」が87.1%で最多となり、次いで50代が86.8%、30代が82.1%、20代が73.4%という結果に。
【他人の発言への意識】
回答者全体の587人に職場で他人の発言がハラスメントかどうかが気になるかを聞くと、「気になる派」は78.7%で過半数を占め、内訳は「とても気になる」が18.9%、「気になる」が24.2%、「どちらかといえば気になる」が35.6%となった。
次に、気になると回答した462人に特に神経を使う話題を聞くと、「外見や体型に関する内容」が61.0%で最多となり、次いで「家族や個人的な問題に関する内容」が55.2%、「性別に関する内容」が52.2%で上位に。
【時代への賛否】
回答者全体の587人に〇〇ハラが増加する時代への賛否を聞くと、「賛成派」は69.5%で過半数を占め、内訳は「とても賛成」が16.2%、「賛成」が14.5%、「どちらかといえば賛成」が38.8%となった。
賛成と回答した408人にその理由を聞くと「個人によって受け取り方が違うから」が53.7%で最多となり、次いで「心理的に安全な環境を作れるから」が48.0%、「被害/加害の予防ができるから」が43.6%で上位に。
【風潮への意識】
回答者全体の587人にハラスメントの風潮への意識を聞くと、「気にしすぎだと思う派」は56.8%で過半数を占め、内訳は「とても気にしすぎだと思う」が10.9%、「気にしすぎだと思う」が13.5%、「どちらかといえば気にしすぎだと思う」が32.4%となった。
年代別の回答では40代の「気にしすぎだと思う派」が63.4%で最多となり、次いで50代が57.8%、20代が54.6%、30代が53.4%という結果に。
【時代への価値観】
回答者全体の587人に〇〇ハラが増加する時代との向き合い方を聞くと、「時代に合わせる派」が83.1%で過半数を占め、内訳は「しっかりと時代に合わせる」が12.9%、「時代に合わせる」が35.8%、「どちらかといえば時代に合わせる」が34.4%となった。
また、〇〇ハラの増加に対する価値観を聞くと、「生きにくい派」が69.1%で過半数を占め、内訳は「とても生きにくい」が13.6%、「生きにくい」が17.9%、「どちらかといえば生きにくい」が37.6%という結果に。
【調査概要】
調査対象者:現在職を持つすべての社会人 JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国 / 男女 / 20~50代
調査期間:2024年2月14日~2月19日
有効回答数:587人
調査方法:インターネット調査
<参考>Job総研『2024年 ハラスメントの境界線調査』