日本郵船グループ「YLUK」、英国内の新倉庫に約500億円を投資 物流事業を強化

日本郵船のグループ会社であるYusen Logistics(UK)(以下、YLUK社)は、英国で2025年4月開業予定の大型倉庫(以下、新倉庫)を不動産会社のSEGROグループから15年間賃借するリース契約の締結に合意したことを発表した。

新倉庫の全景(イメージ)

リース総額と新倉庫内の設備投資を含めた投資総額は約2.8億ポンド(約500億円)で、同社グループの物流事業としては過去最大の投資案件とのことだ。

新倉庫は英国内物流の要衝である中東部のノーサンプトンに位置し、敷地面積は11万平米と同社グループの物流施設の中でも最大規模。日用品や耐久消費財のほか、温度管理した専用スペースで医薬品の取り扱いも可能で、幅広い顧客の要望に対応することができるという。

外観(イメージ)

なお、今回の新倉庫の賃借契約は、2023年2月にYusen Logistics(Americas)が米国物流会社Taylored Services Parentとその傘下会社を買収した案件や同年2月に英国でeコマース向け配送プラットフォーム事業会社を買収した案件に続き、同社グループの物流事業を強化するものだとしている。

今後も同社は、グループの成長エンジンである物流事業への積極投資を続けていくとのことだ。

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