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10代の約7割に「推し」がいる 「推し活」の広まりで若年層の消費形態は「トキ消費」に変化か

「afb(アフィビー)」を運営するフォーイットは、全国の10代~50代までの男女500人を対象に推し活に関するアンケートを実施し、その結果を年代別・男女別等の特徴に分け発表した。

推し活に関するアンケート

■全体

全国の10代~50代の男女を対象に「推し活に充てられる金額は月平均でどれくらいか?」というアンケート調査を実施したところ、最も多かったのは「0円〜5,000円」で22.8%となった。

次いで「5,001円〜10,000円」が8.2%、「30,001円〜50,000円」が4.6%と続く。

また、「100,001円〜300,000円」は1.8%と少数ではあるものの、推している人やモノなどに月々10万円以上を充てられるとの回答もあり、推し活市場の盛り上がりが感じられる結果となった。

推し活に充てられる金額(全体)

■男女別

男女別に見ると、推し活にお金をかけるという人は男性では38.8%、女性では50.8%と、女性の方が上回る結果に。

ただ、男性は「30,001円〜50,000円」、「100,001円〜300,000円」など高い金額の回答がやや多く、男女の”推し”の対象の違いによって、充てられる金額にも違いがあると同社は考察している。

推し活に充てられる金額(男女別)

■年代別

年代別に見ると、推し活をしている人は若年層ほど多く、10代では約7割、20代では約5割が何らかの推し活をしていることがわかる。

消費者庁による消費者の意識・行動に関する調査によると、若年層の消費形態は、商品を購入し所有する「モノ消費」から、その場所、その時でしか味わえない盛り上がりを体験する「トキ消費」へと移行してきているという。

推し活に充てられる金額(年代別)

同調査結果からもライブやイベント、キャンペーンなど、自らも参加者として盛り上がりに寄与できる「推し活」は、「トキ消費」を重視する若年層にとって最適なお金の使い道である可能性が伺える。

また、SNSの普及により推しとの繋がりが身近なものになり、推しへの消費に対してハードルが低くなっているということなのかもしれないと同社は考察した。

<参考>
フォーイット『推し活に関するアンケート

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