サッポロホールディングスのグループ企業であるサッポロビールは、ダイバーシティ&インクルージョンの推進の一環として、3月1日より「生理休暇」制度を「M休暇」に名称を変更するとともに、休暇取得の単位や適用事由の範囲を拡大すると発表した。
今回の制度改定では、直接的な表現が心理的ハードルになっていることを背景に従来の「生理休暇」から「M休暇」に名称を変更し、また生理日だけでなく月経前症候群(PMS)の体調不良でも休暇取得が可能とするとのことだ。
さらに半日単位でもM休暇の取得を可能とし、半日休暇においても「M休暇手当」を支給。これにより女性社員が生理やPMSを理由に有給休暇を消化することなく体調管理ができるような環境づくりを目指すとしている。
■制度内容の変更点
(1)「生理休暇」から「M休暇」へ名称を変更
直接的な表現が取得の心理的なハードルになっていることを背景に、生理の英語表記である「Menstruation」の頭文字を取り「M休暇」へ変更。
(2)月経前症候群(PMS)による体調不良を「M休暇」取得事由の適用範囲に追加
生理日期間だけでなく、月経前症候群(PMS)での体調不良もM休暇の取得を可能にし、適用範囲を拡大。
(3)M休暇の取得単位を1日から半日に変更し、半日でも「M休暇手当」を支給
半日単位での取得も可能に。また、従来は1日単位で日割額の9割を支給していたが、半日単位でも日割額×0.5日の9割を「M休暇手当」として支給。