住友重機械工業は、2023年度の男性社員の育児休業取得率(育児休暇制度含む)が100%に達し、平均取得日数は1か月(31.6日)を超えたと発表した。
同社は、ダイバーシティ推進を経営基盤の一つと捉え、個々の能力を最大限に発揮できる組織風土の醸成に努めている。近年は女性活躍推進に加え、男性社員の育児休業取得促進にも積極的に取り組んでいるという。
2023年に「男性育休100%宣言」に賛同し、以下のようなさまざまな取り組みを実施しているとのことだ。
・人事部主導による育児休業取得の呼びかけ
・社長による男性育休100%宣言
・育児休業取得啓発ポスター掲示
・社内イベントの実施
・社内ポータルサイトへの記事掲載
・社内報やメールマガジンでの体験談共有
また、育児休業取得促進だけでなく、育児休業後の復職支援や、仕事と育児の両立支援にも力を入れているという。
・育児休業(子どもが3歳に達する年の3月末まで取得可能)
・育児短時間勤務(子どもの小学校卒業まで、所定就業時間や勤務日を短縮した柔軟な勤務や、年次有給休暇の時間単位取得)
・育児者キャリア支援(育児休業後の復職支援セミナー、上司面談など)
・保活(保育園入園のための活動)セミナー
・仕事と育児の両立に関するハンドブック配布
・育児休業中のキャリアアップ(自宅で受講可能な各種講座の紹介や受講補助)
同社は、今後も社員一人ひとりが働きがいのある職場づくりを目指し、男性の育児休業取得促進や多様な人材が活躍できる環境整備に取り組んでいくとしている。