不妊治療専門のクリニック、医療法人浅田レディースクリニックは、2月23日の「夫婦で妊活の日」にあわせ、実際に妊活をしている夫婦の悩みや課題を調査するため、全国の「ルナルナ ベビー」利用者の中から妊活中の女性を対象に、「夫婦間での妊活に関する意識調査」を実施し結果を公表した。
<TOPIC1>妊活している人の、パートナーと妊活について「向き合えている度」は?
■パートナーが妊活に協力的だと回答したのは約9割!今どき夫婦は二人三脚が常識に!
妊活をしている86.9%の女性が、パートナーが妊活に協力的だと回答し、男性パートナーが積極的に妊活に取り組んでいることが判明。男性も、女性と足並み揃えて妊活に取り組んでいる傾向が明らかとなった。
■夫婦で話すタイミングは「週1」が最多!「毎日」話している夫婦も1割以上に
約8割が夫婦で積極的に妊活について話せていると感じていることが明らかに。また、夫婦で妊活について話すタイミングは「週1」と回答した人が約半数の49.9%と最も多い結果になった。
妊活について「毎日」話している夫婦も15.2%いるなど、夫婦で積極的に妊活に向き合っていることがわかる。
<TOPIC2>妊活について夫婦で意見が食い違う実態とは?
■夫婦間で積極的に話せている一方で、意見の食い違いを経験したことのある人は約4割
男性パートナーの協力を得ているという回答が多かった一方で、パートナーと妊活について意見の食い違いを経験したことがある人は40.8%という結果となった。
■食い違う原因で最も多いのは「排卵日に対する理解の違い」であることが判明!
意見が食い違う原因として挙げられたのは、「排卵日に対する理解の違い」が約42.6%。次いで「クリニックに相談するか否かなどの、妊活方針について」が約37.6%、「子どもを作るタイミング」が約37.1%という結果となっている。
タイミング法で重要となる排卵日について、十分な理解をパートナーに得られずにタイミングを逃してしまうなど、意見が食い違う原因の一つとしてうかがえる結果に。
<TOPIC3>妊活の悩みと妊活におけるネクストステップは?
■妊活女性が抱える妊活の悩みTOP3は「費用」「仕事との両立」「タイミング」
妊活歴問わず、妊活に関する悩みで最も多かったのは「妊活における費用」で55.2%、次いで「仕事との両立」54.2%、「性交渉のタイミング」50.9%という結果となった。
妊活歴で費用を悩みに挙げた人の割合を見てみると、妊活歴1カ月未満~3カ月未満の人は35.8%、3カ月以上~6カ月未満の人が50.9%、6カ月以上~1年未満が52.9%、1年以上~2年未満が65.0%、2年以上~3年未満が74.4%と、歴が長くなると費用面での負担も高くなり、悩みの種となっていることが伺える。
また、不妊治療の保険適用範囲が拡大してから、2022年に同社が行った「不妊治療に関する実態調査」で、不妊治療の保険適用範囲拡大についての不満点について調査いたところ、65.1%が「金銭的負担が思ったよりも安くならなかった」と回答。
ほかにも63.5%が「高度な治療については保険の適用範囲外になってしまう」と回答するなど、保険適用で金銭面の負担が軽減されるかと思いきや、まだまだ課題になっていることが明らかとなっている。
■自分が不妊かもしれないと不安な人は約9割、不安な人ほどネクストステップが分からず91.9%が専門家の診断を欲していた!
89.0%が「自分が不妊かもしれないと不安になった経験がある」と回答し、そのうち94.3%が「自分やパートナーに不妊原因がないか知りたい」と考えていることが判明。
しかし、その一方で不安になったことがあると回答した人のうち半数以上の54.0%が、「自身もパートナーもクリニックに通っていない」と回答しており、不安だと思いつつあまり行動に移せていない人が多くいることが明らかに。
また約6割にのぼる59.5%が妊活の際に、「次のステップに進むべきか悩んだ経験がある」と回答し、91.9%は「専門家の意見や診断が欲しい」と回答した。
【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査実施機関:エムティーアイ
調査実施期間:2024年1月23〜29日
対象地域:全国
対象者:N=585、「ルナルナ ベビー」利用者の18歳以上の女性
<参考>
医療法人浅田レディースクリニック調べ『夫婦間での妊活に関する意識調査』