ソフトバンクの子会社であるBOLDLYは、愛知県日進市が2台目として導入した自動運転バス「ARMA(アルマ)」を用いた公道での実証運行に2月20日から協力すると発表した。
2台目の運行ルートは、日進駅を起点にドラッグストア、スーパー、病院などを経由する約3.3kmの市民の日常生活に即したルート。高齢化率の高い日進市東山地区の住宅エリアを走行する。
BOLDLYは、全体統括に加え、車両の提供、自動走行の設定、運行管理システム「Dispatcher」の提供などを行うという。自動運転バスの運行や遠隔監視業務は、名鉄バスが担当するとのことだ。
1期ルートでは、将来の自動運転レベル4での運行を見据えた取り組みを進めており、2024年2月に4カ所の信号機において「信号協調」を開始した。また、遠隔監視業務は、現在は名鉄バスに大半を移管し、遠隔監視体制の冗長化を実現している。
なお、日進市の自動運転バスは、1期・2期ルート共に、LINE公式アカウント「にっしんアルマ」から乗車予約が可能。2月1日から3月8日には、乗車予約をした上で乗車すると、日進市内の店舗などで景品や割引券などの特典と交換可能な専用ポイント「自動運転バス予約ポイント」を取得できる実証事業も実施している。
BOLDLYは、日進市と共に、自動運転バスの利便性向上に加え、自動運転バスを活用した地域活性化や住民サービスの向上に取り組んでいくとしている。
■実証運行概要
実施期間:2024年2月20日~29日(予定)
運行ルート:2期ルート(日進駅起点、約3.3km)
乗車予約:LINE公式アカウント「にっしんアルマ」