スポーツ用品販売のアルペンは、「ECのサービスレベルの向上」の一環として、愛知県稲沢市に延べ床面積10,000坪のEC旗艦倉庫「中京フルフィルメントセンター(以下、中京FC)」を2024年春に開設することを発表した。
同社が今回開設した中京FCは、中京エリア初のEC専用倉庫となっており、愛知県にEC倉庫を開設することで西日本エリアへの配送リードタイム短縮を図るとしている。
愛知県にはメイン拠点となるディストリビューションセンター(在庫型物流センター)が存在するため、千葉県にある東日本FCよりも迅速に商品の供給および店舗向け在庫との共有が可能になり、取り扱いアイテムの拡大と在庫高のコントロールを実現して利用者のニーズに柔軟に対応するという。
また、旗艦倉庫として延べ床面積10,000坪の広さを確保することで、ささげ機能(「撮影(さつえい)」「採寸(さいすん)」「原稿(げんこう)作成」の頭文字をとった略称)の一部であるEC商品の撮影スペース拡張を実現。
様々なカテゴリの商品の販売サイト登録を迅速に行い、今まで以上に強固で効率的な物流体制の構築を目指すとのことだ。
なお、中京FCにはギークプラス社の自動搬送ロボット「EVEシリーズ/P800R」の導入も予定されており、立ち上げ段階では29台のロボットで運営を開始し、ECビジネスの成長に応じて順次拡張していくという。
加えて、導入するロボ棚の高さを1.2倍へ変更し、保管スペースを増加したことで、保管効率も向上。
同社はギークプラス社との協業を一層強化し、ソリューションベンダーとして継続的な支援をいただき、国内トップレベルの作業生産性とサービス向上を目指すとのことだ。
■概要
名称:アルペン中京フルフィルメントセンター(丸徳産業堀之内物流センター内)
所在地:愛知県稲沢市堀之内町流1番1
延床面積:33604.90平方メートル(約10,165.48坪)
建物階数:地上3階建
竣工式:2024年2月14日/丸徳産業(本社:愛知県稲沢市)で挙行