不妊治療の際に気付いた「子宮/卵巣の疾患」、疾患治療で「妊娠のしやすさ」へ十分な説明を受けたと感じる女性は約50%にとどまる

「女性医療×AI」を軸にサービスを展開するvivolaは、子宮/卵巣の疾患にかかったことがあり、かつ不妊治療を実施した(もしくはしている)人を対象に、「子宮/卵巣の疾患における不妊治療の実態調査」をWEBアンケートにて実施し、結果を公表した。

子宮/卵巣の疾患における不妊治療の実態調査

■調査結果

子宮/卵巣に関する疾患は、「子宮内膜症」が最多の34%であり、診断時期は、「不妊治療をする際」が最多の54%だが、「不妊治療の前(婦人科など)」も3割以上を占めている。

また、子宮/卵巣に関する疾患は、2種類以上の疾患を併発している場合も2割を超えていたという。

【左】子宮/卵巣に関する疾患の割合【右】診断時期

子宮/卵巣に関する疾患の治療方法は、「手術」が最多の72%であり、次いで経口薬が17%となった。また、医師から治療後に「妊娠のしやすさ」へ影響があるか十分に説明があったかに関しては、「はい」と答えた人は半数にとどまった。

【左】治療方法【右】医師から治療後に「妊娠のしやすさ」へ影響があるか十分に説明があったか

不妊治療をする際に疾患を診断された人において、疾患が初診検査ですぐに分かった人(48%)よりも、不妊治療を実施してから分かった人(52%)の人が多い結果に。

どのタイミングで疾患がわかったか

手術などは医療機関によっては設備が整っていない場合もある。

不妊治療をする際に診断された人に、不妊治療を実施した施設が疾患の治療をできたかを質問したところ、「できる」と答えた人は48%にとどまり、できないと答えた人は41%となった。

不妊治療を実施した施設が疾患の治療をできたか

「不妊治療を実施した施設が疾患の治療をできる施設だったか?」という問いに対して、「いいえ」もしくは「分からない」と答えた人に、別の病院と連携/紹介することを提案されたかを聞いたところ、71%の人が「はい」と回答。

約3割の人は別の病院と連携/紹介することを提案されなかったことが判明。また、診断以降、自分で他の病院を探した人は半数に及んだ。

【左】別の病院と連携/紹介することを提案されたか【右】自分で他の病院を探したか

<参考>
vivola『子宮/卵巣の疾患における不妊治療の実態調査

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