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ウェブクルーは、車所持者を対象に、「ガソリン車の廃止」に関する意識調査を実施し、その結果を公表した。
■2035年にはガソリン車の新車販売が禁止に。どのくらい認知されている?
将来的にガソリン車やディーゼル車の新車販売が禁止されることを知っているか聞いたところ、60.5%の人が「知っている」、39.5%の人が「知らない」と回答。
将来的にガソリン車やディーゼル車の新車販売が禁止されることを「知っている」と回答した617人に、ガソリン車の新車販売禁止について、具体的な時期としては2035年を目標としていることを知っているか聞いたところ、56.7%の人が「知っている」、43.3%の人が「知らない」と回答した。
■ガソリン車の新車販売禁止を知っている人が、興味を持つ車種とは?
次に、ガソリン車の新車販売禁止を知っている人、知らない人それぞれが興味を持っている車種を調査した。
将来的にガソリン車の新車販売が禁止されることを知っている人は、「ハイブリッド車」「バッテリー式電気自動車」「プラグインハイブリッド車」などの次世代自動車に興味を持っている傾向があり、環境意識の高さが伺える。
一方で、ガソリン車が販売禁止になることを知らない人は「ガソリン車」に興味を持っている割合が一番高く、「ハイブリッド車」「バッテリー式電気自動車」「プラグインハイブリッド車」などの割合は、ガソリン車の新車販売禁止を知っている人の割合よりも低い結果に。
■EVに関する懸念点・期待できる点
EVに関して懸念点があるとしたら、どのような点を挙げるか聞いたところ、「車両価格が高い」と回答した人が最も多く、次いで、「充電に時間がかかる」「充電スポット・水素ステーション等の不足」が続いた。
次に、EVに関して期待できる点があるとしたら、どのような点を挙げるか聞いたところ、「環境負荷が少ない」と回答した人が最も多く、次いで「電費の良さ(ガソリン車でいう燃費のこと)」「補助金や減税などの優遇措置」が挙がった。
■ガソリン車やディーゼル車の廃止に関しては、約2割が肯定的、約4割が否定的と意見が分かれる
ガソリン車廃止の動きに賛成か反対かを聞いたところ、「賛成」が22.9%、「反対」が37.8%、「どちらとも言えない」が39.3%となった。
それぞれの理由は、以下の通り。(一部)
【賛成】
・整備を進めてくれるのであれば、環境に良いこともあり賛成です(20代/女性/自営業/愛知県)
・環境への影響を真剣に考えるきっかけになるから(30代/女性/公務員/群馬県)
【反対】
・まわりに充電スポットがないのでガソリン車しか選べません。車を買い替える頃に充電スポットも増えて種類も多ければEVにしてもよいかなとは思います(20代/女性/会社員/岡山県)
・環境問題が叫ばれているけど電気は火力発電で作られているので意味がないのでは?(30代/男性/会社員/埼玉県)
【どちらとも言えない】
・時代の流れ的には仕方がないのかもしれないけどガソリン車=環境に悪い、EV車=環境に良いというのは納得できません(30代/女性/無職/栃木県)
・ガソリン車のメリットデメリットと電気自動車のメリットデメリット、両方あってどちらか一方が悪いわけではないと思うから(30代/女性/パート・アルバイト/岐阜県)
【調査概要】
調査日:2024年1月4日
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,020人
調査対象:車を所有していると回答した人
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
<参考>ウェブクルー『「ガソリン車の廃止」に関する意識調査』