日本インフォメーションは、幅広い年代の女性に生活者意識および、消費動向を聴取することによって、現在のバレンタインデーの実態を把握するために「バレンタインに関する調査~女性たちのホンネ 2024~」を実施し、結果を公表した。
1.今年のバレンタイン準備する?
「今年プレゼントする予定」は47%となっており、「昨年プレゼントした」と比べるとやや増えている結果に。コロナが5類に引き下がってから初めてのバレンタインとなるが、全体的にみると昨年からの大きな変化は見受けられなかった。
そのような中でも「女子大生」は昨年と比べて13pt増加。また、最も予定しているのは「女子高校生」で、昨年同様72%が「渡す予定あり」と回答しており、20-30代(既婚)は唯一、昨年より減少傾向となっている。
2.どんなチョコを贈る?
今年プレゼントする予定のチョコの種類を聞くと、全体では「家族チョコ」が55%と高いが、「女子高生」は「友チョコ」、「20代会社員(未婚)」は「本命チョコ」が最も高いなど、属性間で差がみられた。
「20-30代(既婚)」「40-50代(既婚)」は「家族チョコ」が最も高いが、「20-30代(既婚)」は本命チョコの割合も46%と高く、パートナーを家族としてより、本命としてもみている様子もうかがえる。
3.バレンタインデーで、値上げによる影響はある?
値上げは全体の36%が「実感する」「やや実感する」と回答。2023年と比較するとやや落ち着いているが、各属性間で実感の差が大きく、最も実感しているのは40-50代(既婚)で43%となった。
また、値上げの影響による変化を確認したところ、チョコレートを渡すのをやめるほどの影響はそれほど感じられない結果に。
4.バレンタインチョコレートの総予算/贈る人数合計は?
今年のバレンタインデーの予算合計は平均4,008円で、昨年と比較すると452円減少。また、今年プレゼントする人数の予定は4.0人で、昨年と比較すると0.4人減少している。
総予算と贈る人数が減少している背景には、少なからずコロナ禍や値上げの影響があるのかもしれないと同社は考察している。
5.贈る相手/目的別の予算と人数は?
最も予算をかける予定なのは、「本命チョコ」で、1個当たりの金額は平均2,277円。昨年から微増する結果となったが、個数は微減していて物価高上昇の影響が出ていると同社は考察。
次いで「マイチョコ(自分チョコ)」が高く2,038円となり、こちらは昨年と比較すると減少傾向に。
物価高上昇の影響を受け、自分用のチョコは少し費用を抑える様子がうかがえる。また、「義理チョコ」「友チョコ」は昨年と比べて個数は減っているものの、1個当たりの予算は増加している。
6.チョコレートの購入場所は?
購入予定場所としては「デパート・百貨店」が全体で最も高く36%、次いで「スーパー」が32%となった。「手作りする」は全体で見ると19%とあまり伸びなかったものの、女子高校生では46%と最も高くなっている。
属性別で見てみると、高校生は「手作り」、大学生は「スーパー」、20-50代は「デパート・百貨店」が最も多く、大人になるにつれて購入する場所も変化することがうかがえた。
(図表7)
【調査概要】
調査地域:日本全国
調査対象:15~59才の女性
サンプルサイズ:900サンプル
調査方法:インターネット調査
調査実施時期:
(今回)2024年1月17日~1月18日
(前回)2023年1月25日~1月26日
<参考>
日本インフォメーション(株)調べ『バレンタインに関する調査~女性たちのホンネ 2024~』