仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関「しゅふJOB総研」は、「保育園の落選狙い」をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を実施し、結果を公表した。

■調査結果

まず、育休をとるとしたら、2年まで延長したいと思うかと質問したところ、「思う」と回答したのは62.3%となった。

また、「育休を2年まで延長するか」を2024年と2019年の比較すると「延長したいと思う」派の割合が増加していることがわかる。

【左】育休をとるとしたら、2年まで延長したいと思うか【右】育休を2年まで延長するか

さらに、「育休を2年まで延長するか」の質問に対する回答を子どもがいる・いない別で比較すると、子どもがいる人は65.4%の人が「延長したいと思う」と回答した。

子どもの有無別「育休を2年まで延長するか」の回答割合比較

育休延長を目的に、保育園の「落選狙い」が起きていることについてどう思うかという質問に対しては、「落選しなければ育休延長ができないルールが問題」と回答する人が64.3%となり、半数以上を占める結果に。

保育園の「落選狙い」が起きていることについてどう思うか

また、「落選狙いをどう思うか」について、2024年と2019年で比較しても、子どもの有無で比較しても、「落選しなければ育休延長ができないルールが問題」と回答する人が最も多くなっている。

落選狙いについての比較【左】2024年と2019年【右】子どもの有無

最後に、「落選狙いをどう思うか」について「その他」に寄せられたフリーコメントを一部抜粋して紹介する。

・「私自身、自営業なので点数低く、育休もなく、保育園に2年連続落ちてしまい、運良く4年保育の幼稚園に入れたが、本当に大変だったので、ただただ迷惑です」(30代:フリー/自営業)

・「自社に保育所を設ける、子連れも曜日や時間を決めてでも最初は良いからOKにするなど、みんなで助け合う必要がある」(40代:今は働いていない)

・「そもそも、大切な時期に仕事をしなければならないことに疑問」(50代:今は働いていない)

・「個々のモラル等の問題もある」(30代:パート/アルバイト)

<参考>
しゅふJOB『保育園の落選狙い