不動産メディア「幸せおうち計画」を運営するAZWAYは、10代から60代以上までの571人を対象に「家族といる時間の長さ」についてアンケートを実施し、その結果を公表した。

■家族と毎日一緒に過ごす人は7割超え、家族といる時間が1番長いのは静岡県と香川県

10代から60代以上までの男女571人に、1週間でどれくらい家族と過ごすか聞いたところ、「毎日」と答えた人が最も多く74.8%、2位が「ほぼ過ごさない」で8.8%、3位が「1〜2日」が8.4%という結果に。

毎日過ごす人が大半を占める一方で、一緒に過ごす時間が少ない人も2割弱いることが分かった。

1週間でどれくらい家族と過ごすか

また、「家族と毎日過ごしている」と回答した人の割合を都道府県別に割り出したところ、1位が「静岡県」と「香川県」で100%という結果に。

3位は「長野県」で88.9%、4位が僅差の88.6%で「兵庫県」、5位が「北海道」で80.7%と続いた。

東京や大阪などの都市はベスト10にランク入りはしていなかったものの、「東京」は72%、「大阪」は73.2%となっており、全国平均74.8%より若干低いものの、そこまで大きな差は見られなかった。

一方で、「毎日家族と一緒に過ごす人」の割合が低かったのは、「鳥取県」と「群馬県」で50%、「宮城県」で54.5%、「栃木県」と「三重県」で55.6%となっており、都市部と地方で家族と過ごす時間に差は出ないことが分かった。

家族といる時間が長い都道府県ランキング

■家族と過ごすアクティビティは約9割の支持で「食事」が1位に

家族と過ごすときにどのようなアクティビティをするか聞いたところ、1位は「食事」で512人、2位は「外出」で390人、3位は「ショッピング」で310人という結果に。

日常で必ずあると言っても良い「食事」を家族の時間に充てている人が多いこと分かった。

家族と過ごすアクテビティ

また、家族と過ごすとき、どんな場面で幸せを感じるか聞いたところ、以下回答があがった。
(一部抜粋)

●「家族全員そろって、おいしいごはんを食べながら楽しくおしゃべりをしているときがいちばん幸せだと感じる。(30代女性)」
●「家族が全員そろって食事をしながら、今日あった出来事を報告しあっているときに幸せを感じる(40代女性)」
●「今日あった出来事を話しながら、一緒にご飯を食べている時が最も幸せだと感じる(20代女性)」

■家族といる時間の長さがワークライフバランスの感じ方に影響

ワークライフバランスが取れていると感じるか聞いたところ、「感じる」と答えた人は全体の15.8%、「どちらかといえば感じる」と答えた人は38.7%という結果に。

また、「どちらかといえば感じない」は14.5%、「感じない」は5.3%となり、ワークライフバランスが取れていると感じている人の方が多いことが分かった。

次に、「毎日家族と過ごす人」と「それ以外の人」のワークライフバランスの感じ方を比較したところ、「毎日家族と過ごす人」で、ワークライフバランスが取れていると「感じる・どちらかといえば感じる」と回答した人は、57.8%であるのに対し、「それ以外の人」は43%となった。

一方で、ワークライフバランスが取れていると「感じない・どちらかといえば感じない」と回答した人は、「毎日家族と過ごす人」では27.8%、「それ以外の人」では41.3%となっており、家族と過ごす時間の長さがワークライフバランスの感じ方に関係していることが明らかに。

ワークライフバランスが取れていると感じるか

【調査概要】
調査対象:10代から60代以上までの人
調査期間:2023年12月2日〜12月12日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:571人(女性 364人/男性 207人)
回答者の年齢:20代13.1%、30代33.6%、40代30.6%、50代17.4%、60代以上5.3%

<参考>AZWAY『「家族といる時間の長さ」に関する調査