Z世代が注目する投資商品は「株式投資」「投資信託」「新NISA」が上位 4割以上が「貯金だけでは将来が不安」を理由に投資を開始

WeCapitalは、Z世代(15〜28歳、1996年~2009年生まれ)の投資経験がある505人と投資経験がない505人の合計1,010人を対象に、「Z世代の投資意識」に関する調査を実施し、その結果を公表した。

■投資している・知っている投資商品

投資経験がある人に、投資している・したことのある投資商品を聞いたところ、「株式投資」と回答した人が52.3%で最多となり、次いで「投資信託」が49.1%、「新NISA」が42.0%と続いた。

一方、投資経験がない人に、知っている・理解している投資商品を聞いたところ、「特にない」と回答した人が56.6%と最多となり、次いで「株式投資」が26.1%、「新NISA」が21.8%と続く結果に。

Z世代では、投資の中でも株式投資や投資信託の経験者が多いことが分かった。

また、投資経験がない人からは、半数以上が「特にない」と回答した一方で、株式投資や話題性のある新NISAといった商品が認知されていることが明らかに。

投資している・知っている投資商品

次に、投資経験がある人に、その投資商品を選んだ理由を聞いたところ、以下の回答が寄せられた。

【投資経験者が今まで経験した投資商品を選んだ理由】

●株主優待を受けたかったから(10代/女性/栃木県)
●(投資信託は)少額から始められて、ポイント等での投資もでき、始めやすいと思ったから(20代/男性/石川県)
●株主優待と配当金を得るため(20代/男性/神奈川県)
●親に勧められた新NISAを始めた(20代/男性/神奈川県)
●(新NISAは)老後のために非課税かつ低リスクで行えるから(20代/女性/東京都)
●(新NISAを)やってみたかったから、有名なところの株を買うようになった(20代/女性/福岡)

また、投資経験がない人に、投資をしていない理由を聞いたところ、以下のような回答が寄せられた。

【投資未経験者が投資をしていない理由】

●やり方がわからないから(10代/女性/福岡県)
●自由に使えるお金がないから(10代/女性/埼玉県)
●投資したお金が減ることもあるから(10代/女性/群馬県)
●怖いから(10代/男性/福岡県)
●面倒だから(20代/女性/愛知県)
●興味はあるが、実際に始めるのは怖い(10代/女性/東京都)
●投資するお金がない(20代/男性/大阪)

投資経験がある人は、株主優待や配当などのメリット、認知度の高さや少額投資などのリスクの低い投資商品を投資した理由に挙げている一方で、投資経験がない人は、知識が不足していること、投資に回せるお金がないことを理由に投資に踏み出せないことが分かった。

■投資未経験者が興味ある投資商品は、「特にない」に次いで「新NISA」「株式投資」が上位に

投資経験がない人に、投資を始めるとしたら、どのような投資商品を始めようと思うか聞いたところ、「特にない」と回答した人が60.0%で最多となり、次いで「新NISA」が18.8%、「株式投資」が13.5%となった。

Z世代の投資未経験者は、なかなか投資に前向きになれない人が多い一方で、約5人に1人は新NISAを始めてみたいと考えていることが明らかに。

また、その投資商品を選んだ理由を聞いたところ、「初心者でも始められそうだから」と回答した人が55.0%で最多となり、次いで「テレビなどで目にすることが多いから」が24.3%、「家族や知人がやっているから」が18.3%と続いた。

認知度の高さや初心者でも手軽に始められそうといったイメージがある商品に関心を持つ傾向が伺える。

投資未経験者が興味ある投資商品、その理由

■投資を始めようと思ったきっかけは「貯金だけでは将来が不安」が4割以上

投資経験がある人に投資を始めたきっかけを聞いたところ、「貯金だけでは将来に不安を感じる」と回答した人が46.1%で最多となり、次いで「金融リテラシーを身につけたい」が36.4%、「生活に使うお金を増やしたい」が33.5%と続いた。

貯金だけでは将来に不安を感じたことから投資を始めようと思った人が4割以上いることが分かった。

一方で、金融リテラシーを身につけるために投資を始める人や現在の生活で使うための資金を増やすために投資をしている若い世代も多いことが明らかに。

次に、投資に関する情報をどのようにして収集しているか聞いたところ、「インターネット」と回答した人が39.6%で最多となり、次いで「経済ニュース」が30.5%、「Instagram」が26.9%と続いた。

インターネットや経済ニュースといった媒体で情報収集を行いつつも、InstagramやYouTube、X(旧Twitter)といったSNSからも情報を得ていることがZ世代の傾向であることが分かった。

【調査概要】
調査期間:2024年1月9日~2024年1月10日
調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
調査人数:投資経験がある人:505人/投資経験がない人:505人
調査対象:調査回答時にZ世代(15〜28歳/1996年~2009年生まれ)で、投資経験がある/投資経験がないと回答したモニター

<参考>WeCapital「Z世代の投資意識」に関する調査

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