東京在住のZ世代、過半数が車を「いらない」と回答 「交通事故が怖い」「購入・維持にお金がかかる」などの声も

Z世代向けの企画・マーケティングを行う「僕と私」は、全国のZ世代302人(東京在住146人、地方在住156人)、および東京在住のミレニアル世代96人を対象に、車に関する意識調査を実施し、その結果を公表した。

車に関する意識調査

■東京在住のZ世代の半数が車を「いらない」と回答

車は欲しいか聞いたところ、東京在住のZ世代の52.1%が「いらない」と回答。ミレニアル世代で「いらない」と回答した人は47.9%と、僅差ではあるが、ライフステージの変化によって車を欲しいと感じる人が増えていくことが分かった。

一方で、地方在住のZ世代の64.1%が「欲しい」と回答し、住んでいる地域による差が見られた。

車は欲しいか

■お金があったら車は「欲しい」が7割。購入費や維持費がネックか

次に、お金が自由にあったとしたら、車は欲しいか聞いたところ、「欲しい」と回答した人は、東京のZ世代が60.3%、地方のZ世代が75.6%という結果に。

車の購入費や維持費などのコストが、車が「いらない」と回答する理由になっていることが伺える。

お金が自由にあったとしたら、車は欲しいか

■東京のZ世代は43.9%がカーシェアリングやレンタカーの利用経験あり

費用を抑えて車を使用できるカーシェアリングやレンタカーの使用状況について聞いたところ、東京のZ世代の43.8%は利用経験があり、そのうち28.0%が現在も継続して利用していることが明らかに。

一方で、地方のZ世代の中で利用したことがある人は32.7%にとどまり、継続して利用している人も14.2%となった。

地方においては、友人や家族などが車を所有している割合も高く、わざわざカーシェアやレンタカーのサービスを使用する必要がないという事情が伺える。

カーシェアリングやレンタカーの使用状況

■Z世代の半数が免許を持っていない。ライフステージで所持率に変化ありか

車の免許を「持っている」と回答した人は、東京のZ世代が44.4%、地方のZ世代が59.3%となった。ミレニアル世代の場合は、東京在住であっても61.5%が「持っている」と回答。

「とりあえず免許を取っておく」というミレニアル世代の価値観が反映されているほか、結婚や子育て、介護などのライフステージの変化によって、必要に迫られて免許習得をする可能性もあるのではないかと同社は考察している。

車の免許を持っているか

■車は「交通事故が怖い」「お金がかかる」などのマイナスイメージがある

車に関するイメージを聞いたところ、東京・地方ともに第1位は「交通事故が怖い」、続いて、「購入・維持にお金がかかる」「よく知らない」などの回答があがった。

車に乗る機会が少ないことでの運転技術への不安やメディアやSNSで事故や煽り運転などの映像を目にする機会が増えたことも要因に挙げられるが、全体的にマイナスなイメージを抱いていることが分かった。

車に関するイメージ

【調査概要】
調査名:東京&地方のZ世代に聞いた!車に関する意識調査
対象条件:全国のZ世代とミレニアル世代(15~34歳)男女
調査期間:2023年11月10日
調査方法:インターネットを利用したアンケート
調査有効回答数:398名(東京在住のZ世代:146名+地方在住のZ世代:156名+東京在住のミレニアル世代:96名)

<参考>僕と私「東京&地方のZ世代に聞いた!車に関する意識調査

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