三井不動産、「三井アウトレットパーク台南」の第2期開発計画に着手 2025年オープン予定 190店舗から約240店舗へ拡大

三井不動産は、プロジェクト会社である「三南奧特萊斯股份有限公司」を通じて「三井アウトレットパーク台南」の第2期開発計画に着手することを発表した。

第2期開発計画は2月2日に着工式を行い、開業は2025年を予定。今般の増床により、店舗数は現在の約190店舗から約240店舗へと拡大するという。

「三井アウトレットパーク台南」第2期外観イメージ

2024年で設立400周年を迎える台湾の古都台南市。その台南市の交通の玄関口、台湾新幹線「台南駅」および在来線「沙崙駅」の目の前に2022年2月、同施設の第1期がオープン。

同施設の周辺では現在複数の住宅開発事業が進捗しており、台南市政府の発表によると2027年までに1万人を超える人口増加が想定されているという。その他、スマートエネルギー研究所や大学、大型展覧会場などが既に竣工・稼働しているほか、総合病院やホテル等の完成も予定されているとのことだ。

同施設は、第2期開発計画により、第1期(約190店舗)から約50店舗増加し、全体で約240店舗にスケールアップ。台南市の居住人口、就業人口の成長による当施設来場者の増加、ニーズの多様化を考慮しながら、台湾での知名度・関心が高いジャンル・ブランドのアウトレット店舗を誘致するという。

「三井アウトレットパーク台南」第2期内観イメージ

第2期開発計画では、建物の屋上および平面駐車場部分において創エネを目的とした太陽光パネル約1,700枚を設置予定。台湾南部特有の豊富な日射量を有効活用することにより、環境負荷低減への貢献を図るとしている。なお、生み出されたクリーン電力は施設内で必要な電力使用に充てられる予定。

その他、LED照明器具や雨水再利用型衛生器具等を積極的に採用することで、第1期に引き続き第2期計画についても「緑建築」(台湾における環境影響評価認定制度・GRESB評価対象)シルバー級の取得を予定しているとのことだ。

太陽光パネル設置イメージ

■施設概要

所在地:台湾台南市帰仁(キニン)区帰仁大道100号
交通アクセス
台湾縦貫高速道路インターから1.5キロメートル(車で約4分)
新幹線「台南」駅、在来線沙崙線「沙崙」駅近接
事業形態:アウトレットモール
敷地面積:約59,000平方メートル
延床面積(駐車場フロア面積含む)
<第1期>約87,000平方メートル
<第2期>約23,000平方メートル
<合計>約110,000平方メートル
店舗面積
<第1期>約34,000平方メートル
<第2期>約10,000平方メートル
<合計>約44,000平方メートル

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