富士急グループのハイランドリゾートは、世界遺産・富士山の麓に位置する「ハイランドリゾート ホテル&スパ」内のスーベニアショップ「FUJIYAMA BAZAARハイランドリゾート店」を“無人決済スマートストア”として2月3日にリニューアルオープンすると発表した。

リゾートホテル内のスーベニアショップに導入される無人決済システムの店舗としては、日本初の事例だという。

「ハイランドリゾート ホテル&スパ」内に「無人決済スマートストア」が2月3日オープン

同ショップには、TOUCH TO GOが開発した、独自の自動商品認識システムを搭載した無人決済システム「TTG-SENSE」を導入するとのことだ。

同システムは、店内に複数設置したAI搭載カメラやセンサーにより、利用者の動きと手に取った商品をリアルタイムに認識。利用者が決済エリアに立つと、購入商品や会計金額がレジ画面に自動表示され、商品バーコードをスキャンする手間がなく、スピーディーに会計を済ませることが可能だという。

また、会員登録や専用アプリも不要で、レジの画面表示は多言語(日英中韓)に対応しているため、幅広い利用者が気軽でスマートなショッピングを体験できるとしている。

無人決済システム「TTG-SENSE」

さらに、同システムを活用することで、人材確保の観点からこれまで困難であった店舗の24時間営業も実現。

営業時間拡大に合わせた、訪日外国人向けのナイトタイムエコノミー施策として、ホテルメイドの料理をいつでも楽しめるように、オリジナル冷凍商品の取扱いを開始するなど、インバウンド宿泊客の館内飲食需要にも対応するとのことだ。

ホテルオリジナル冷凍食品(イメージ)

同社は、今後もデジタル技術を駆使して、利用者に“より自由で快適なリゾートホテルステイ”を提供するとともに、国内外の利用者の利便性向上を図るとしている。

■「FUJIYAMA BAZAAR ハイランドリゾート店」店舗詳細

リニューアル日:2月3日11:00~ ※予定
営業時間:24時間営業
休業日:ホテル休館日に準ずる
場所:ハイランドリゾート ホテル&スパ 1階