無印良品を展開する良品計画は、2月1日より東京都文京区にある住友不動産飯田橋ファーストビルに本社を移転し、営業を開始すると発表した。

また、新オフィスを新たに「ライブオフィス」としても活用し、オフィスの設計・コンサルティング事業の強化、拡大を図るとのことだ。

良品計画、2月1日より東京都文京区に本社を移転

同社は、本社を「完成させないオフィス」とし、社員が自ら働き方を考え、働く環境を改善していく風土づくりを実践してきたという。

新オフィスは、旧本社オフィスでの経験や気づきから課題をふまえ、利便性や業務効率向上、快適性向上、部門間のコミュニケーション円滑化など、働く場の環境改善をテーマに、社員のモチベーションにつながる設計や仕組みを導入。

執務スペース

具体的には、オンラインでの打ち合わせ増に対応する電話ブースの設置や対面で部門横断のコミュニケーションが気軽にできるコミュニケーションスペースの増設、イスラム教徒向けのプレイルーム(祈祷室)なども新たに設置。また、それらをより良くする体制も導入するとのことだ。

「完成させないオフィス」を継続するために、フロア委員を中心とした組織で運営し、社員自らが現場から働く場を作っていく企画とプロセスを考えていくとしている。

コミュニティスペース・ミーティングスペース

また同社は、従業員のはたらく環境に課題を抱え、組織だけでなく意識醸成の変革期にある企業(団体)に向けて、オフィス設計・コンサルティング事業の強化、拡大を図るという。

同社の本社をオフィスショールームとし、感じ良く働くための実践のテストオフィスとしての機能を担い、同社と同様の課題に共感し、同社社員よりフィードバックされた環境改善内容を実践、労働環境から従業員のウェルビーイングの向上につながる価値の提供を目指すとしている。

また、一般企業オフィスだけでなく、保育園や老人ホームなどの福祉施設や商業施設内のワークスペース・休憩室などにも広く展開していくとのことだ。

【新オフィス住所】
〒112-0004 東京都文京区後楽2丁目5−1
住友不動産飯田橋ファーストビル