パワーエックスとニシム電子工業は、1月より系統用蓄電池システムの高圧パッケージの提供を開始した。
同パッケージは、系統用蓄電池導入に必要となる系統アクセス手続き、法令対応、建設工事に加え、蓄電池の運用に必要な工事後の20年間の保守までをパッケージ化したもの。
パワーエックスが昨年より国内工場で製造を開始した国産蓄電池「Mega Power」と、九州電力グループのニシム電子工業が提供するエネルギーマネジメントシステム「TAMERBAクラウド」により構成されているとのことだ。
同パッケージは、丸紅が長野県伊那市に新設する系統用蓄電池システム(蓄電池容量:8.1MWh、出力2.0MW)に採用され、2024年10月に運用開始する予定だという。同蓄電所により、一般家庭約750世帯分の1日の電力使用量の蓄電および放電が可能になるとしている。