シャープは、クラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」において、太陽光発電システムの電気を家電や住設機器の運転に有効活用し、電気代を抑制するソーラー連携の対応機器を、他社製の給湯器にも拡大すると発表した。

シャープ、ソーラー連携機能を給湯器にも拡大

同連携機能は、独自AIの予測により発電が余る時間帯に給湯器の沸き上げを行うことで、発電した電気を有効に活用。電力会社から電気を買って行う夜間の沸き上げ量を減少させることで、給湯器の電気代を抑制するという。

ソーラー連携の対応機器は、昨年11月に開始したエアコンに続き、第2弾となる。今回、ダイキン工業、コロナ、日立グローバルライフソリューションズ、三菱電機のエコキュートおよびリンナイ、ノーリツのハイブリッド給湯機と連携し、6社の給湯器で余剰電力を活用した沸き上げを実現するとのことだ。

対象機器

これにより、オール電化世帯だけでなく、ガス・電気併用世帯でも給湯器での余剰電力活用が可能となる。また、余剰電力の給湯器での活用において、これまでは蓄電池システムの導入が必須だったが、太陽光発電システムのみの世帯にも対象を拡大する。

シャープは、AI予測による余剰電力量に応じて、家庭の消費エネルギーの多くを占める空調・給湯の運転モードを最適化することで、発電を賢く使い、電気代抑制に貢献するとしている。