サントリーホールディングスは、東北北部における物流効率化を目的に、サントリーグループの新しい配送拠点「岩手盛岡配送センター」を1月22日から本格稼働すると発表した。
同センターの稼働に伴い、岩手県内に点在していた在庫保管・出荷の機能を1カ所に集約でき、これまで発生していた近隣倉庫間での貨物移動が不要となるという。
また積み込みや荷下ろしを行うスペース(トラックバース)が屋内に配置されており、雪などの悪天候の影響を受けないため、作業員の負荷低減や積み込み・荷下ろしの作業の効率化につながるとのことだ。
なお従来と比較し、年間あたりドライバーや倉庫作業員の労働時間を約2万1,000時間、トラックの輸送距離を約2万6,000キロメートル、CO2排出量を約20トン削減できる見込みとしている。
同社グループはこれからも持続可能な物流の実現を目指し、物流企業やドライバーにとってより働きやすい環境をつくるとともに、自然環境に配慮した物流を推進するとのことだ。
■配送センター概要
名称:岩手盛岡配送センター
所在地:岩手県紫波郡矢巾町(しわぐんやはばちょう)大字広宮沢第1地割279番/280番
延床面積:約1万6,000平方メートル
竣工・稼働:2024年1月
取り扱い商品:酒類、清涼飲料各種
出荷対象エリア:青森県、岩手県、秋田県
業務委託先:日本通運