シックスセンスラボは、40歳以上の女性に、配偶者やパートナーの「男性更年期」に関して、その感じ方や対策などを聞くアンケートを実施し結果を公表した。
■31%が配偶者、パートナーの「男性更年期」の変化を実感している
「あなたの配偶者、パートナーの男性更年期と思われる変化を感じるか?」という質問に対し、ほぼ3人に一人が「変化を実感している」と回答。
「男性更年期」という言葉の社会的な認知度を考えると、同社の予想より高い割合になったとしている。
■疲労感・倦怠感がトップ。不安・イライラ、身体機能の低下が続く
自身が感じる「配偶者、パートナーの男性更年期に伴う症状」を複数回答で聞いたところ、「疲労感・倦怠感」が43.7%と半数近くになり「不安・イライラ」「筋力や身体機能の低下」「記憶力・集中力の低下」がそれぞれ4割近くとなった。
単なる老化と判断できる症状でもあるため、男性更年期が原因と断定するのは難しそうだが、やはり不安、イライラ、気分の落ち込みなど心の変化は、更年期との関連は強そうだと同社は考察している。
■本人の認識は6人に一人、自覚のない人は3人に一人
「配偶者やパートナーの「変化」について、本人(配偶者、パートナー)は自分で変化に気がついているか?」という質問には、変化は自覚しているが、男性更年期との認識がないという答えが半数近くにのぼり、まず男性自身に「男性更年期」という言葉の認識が薄いことがわかった。
また、3人に一人は「変化」があっても「自覚」がないことも判明したほか、年代別で見ると「男性更年期」ではないか?との認識は若い世代ほど高割合となったという。
■症状が進むと不安‥が半数近く。家族関係のマイナス要因との答えも4人に一人も
「男性更年期の影響と思われる配偶者、パートナーの変化は、あなたや同居する家族にどんな影響を与えているか?(複数回答可)」との質問に対しては、「時々、対応に戸惑うことがある」という回答が3人に一人の割合となり、家族への影響が軽視できないことがわかる結果に。
この結果から同社は、症状そのものを自覚していない配偶者、パートナーが決して少なくないことからも、知識を得ること、対策を考えることが必要かもしれないとしている。
■対策していないが約半数。一方「さりげない配慮」は3割近くに
最後に、「配偶者、パートナーの変化についてあなたや家族は何か対策をしているか?(複数回答可)」と質問。
男性更年期が注目されつつあるが、まだ社会全体に広く認知、認識されていないと想定する中で、声かけなどさりげない配慮や食事の配慮などの具体策を実行している人も一定の割合があり、サプリ摂取や医療機関への勧めなども一定割合を確認できる結果となった。
調査期間:2023年12月5日〜12月12日
調査対象:配偶者、パートナーの男性更年期症状と思われる「変化」を感じていると答えた40歳以上の女性
調査方法:インターネット調査
回答者数:全国の476名
※集計にあたっては 40歳〜70歳以上を5歳きざみで7つの集団に分類。
<参考>
シックスセンスラボ『配偶者、パートナーから見た男性更年期』