Macbee Planetは、インフルエンサーマーケティング施策を行っている企業のSNS・広告運用担当者100名を対象に、マーケターのステマ規制に対する意識調査を実施し、その結果を公表した。
■約9割が2023年10月からのステルスマーケティング規制により、自社のマーケティング施策に対する「意識の変化あり」
同調査で、2023年10月よりステルスマーケティングが規制されたことで自社のマーケティング施策に対する意識の変化はあったか聞いたところ、「かなりあった」が49.0%、「ややあった」が38.0%という結果に。
■規制による不安は「拡散力」や「広告と個人の意見の違いが見えにくい」など
ステルスマーケティングが規制されたことによる不安について自由回答で聞いたところ、「拡散力」や「広告と個人の意見の違いが見えにくい」などの回答が得られた。
<自由回答・一部抜粋>
・29歳:自由度がない
・29歳:過去の実績を拾うのが難しい
・33歳:人手不足
・29歳:拡散力
・26歳:コンプライアンスのこと
・40歳:広告と個人の意見の違いが見えにくい
・39歳:セキュリティ対策
■約9割がステルスマーケティング規制により「自社のマーケティング施策に影響があった」と回答
ステルスマーケティングが規制されたことで、自社のマーケティング施策に影響があったか聞くと、「かなり影響があった」が44.0%、「やや影響があった」が44.0%という結果に。
■実際にあったマーケティング施策への影響、「過去コンテンツの見直し」「インフルエンサーの選定基準の見直し」が上位
前問で「かなり影響があった」「やや影響があった」と回答した88人に、実際にあったマーケティング施策への影響を聞いたところ、54.6%が「過去コンテンツの見直し」、50.0%が「インフルエンサーの選定基準の見直し」、45.5%が「インフルエンサー施策の優先度低下」と回答。
さらに、前問以外であったマーケティング施策への影響を自由回答で聞くと、「広告が自由に作れなくなった」「時間がかかった」などの回答が挙げられた。
<自由回答・一部抜粋>
・27歳:口コミがなくなる
・26歳:ユーザーや顧客への不信感
・40歳:広告が自由に作れなくなった
・26歳:時間がかかった
■ステルスマーケティングについての具体的な対策、「既に実施している」「これから実施していく予定」がいずれも46.0%という結果に
自社でステルスマーケティングについて具体的な対策をしているか聞いたところ、「既に実施している」と「これから実施していく予定」がともに46.0%という結果に。
前問で「既に実施している」「これから実施していく予定」と回答した92人に、ステルスマーケティング規制についてどのように対策を実施しているか、またはどのように実施する予定か尋ねると、57.6%は「自社だけでなく外部のパートナーや専門家に相談する」、42.4%は「自社のみで対応」と回答。
■今後マーケティング施策を行う上で、「データ利活用による透明性の強化」「情報の信憑性」などを重要視
今後マーケティング施策を行う上で重要視されると思うことを聞くと、「データ利活用による透明性の強化」が53.0%、「情報の信憑性」が47.0%、「マス向けではなく、パーソナライズしたアプローチ」が45.0%という結果に。
【調査概要】
調査タイトル:マーケターのステマ規制に対する意識調査
調査対象:インフルエンサーマーケティング施策を行っている企業のSNS・広告運用担当者
有効回答数:100名
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年12月25日〜26日
<参考>
Macbee Planet「マーケターのステマ規制に対する意識調査」