INDEX
毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開するアデランスは、小学生以下の子どもを持つ母親310名を対象に、「産後の抜け毛に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。
■母親の2人に1人は“産後の抜け毛”を経験。「白髪」や「パサつき」など出産後にはさまざまな髪の変化が
出産後に感じた髪の変化について聞いたところ、約半数の53.2%が「抜け毛が増えた」と回答。また、「毛量が減った・薄くなった」と答えた人も22.3%に上り、多くの人が産後の抜け毛を経験していることが分かった。
その他にも、4割以上が「白髪が増えた」や「パサつきが気になるようになった」と答えるなど、産後の髪の悩みは抜け毛以外にも多岐にわたり、人それぞれ異なる様子も伺える。
■4割以上が“1年以上”産後の抜け毛が続いたと回答
以降の質問では、前問で「抜け毛が増えた」もしくは「毛量が減った・薄くなった」と答えた184名を対象に、産後抜け毛の実態を調査した。
産後の抜け毛がどのくらい続いたかを聞いたところ、45.1%が「産後1年以降も続いた」と回答。
「産後7カ月~1年まで」と答えた人も22.8%に及び、約7割の人が半年以上にわたって抜け毛の症状を感じていたことが明らかに。
■「抜け毛がいつまで続くのか不安になった」と答えた人は7割以上に
続いて、産後の抜け毛が続いている間、不安に感じたことなどについて聞いたところ、「抜け毛がいつまで続くのか不安になった」と答えた人は7割以上に及んだ。
前問で、半年以上抜け毛が続いたと答えた人が多かったことからも、抜け毛が治まらないことを不安に感じる人も多いことが伺える。
一方で、「育児に集中していて抜け毛を気にする余裕はなかった」と答えた人も5割という結果に。
■6割の人が産後の抜け毛に対して“何も対処していない”と回答
次に、産後の抜け毛に対して何らかの対策をとったか聞いたところ、約6割の人が「何もしなかった」と回答。
前問で「育児に集中していて抜け毛を気にする余裕はなかった」と答えた人が約半数いたことからも、育児優先で、自身のケアを後回しにしている傾向が伺える。
一方、対策をとった人の中では「生活習慣を整えるよう心がけた」と「バランスの取れた食事を心がけた」が上位に入ったことから、日々の生活の見直しを心掛けた人が多いことが分かった。
また、15.8%の人が「シャンプーを変えた」と回答し、ヘアケアアイテムの見直しを行った人も一定数いることが明らかに。
■産後抜け毛の相談相手は“家族”が多い傾向に。一方、約4割は「誰にも相談しなかった」と回答
最後に、産後抜け毛の悩みを誰かに相談したか聞いたところ、「夫」が34.2%でトップとなり、次いで「両親」が23.9%と続き、家族に相談をしていた人が多いことが分かった。
一方で「誰にも相談しなかった」と回答した人が4割に上ったことからも、抜け毛というデリケートな悩みを、気軽に相談できない人も多いことが伺える。
【調査概要】
調査名:産後の抜け毛に関する意識調査
調査対象:小学生以下の子どもを持つ母親310名(有効回答数)
割付方法:以下1~2の2区分各155名
1「未就学児(小学生未満)の子どもを持つ母親」
2「就学児(小学生)の子どもを持つ母親」
調査期間:2023年11月7日~8日
調査方法:インターネットアンケート
調査委託先:マクロミル
※同調査結果では、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合がある
<参考>アデランス『産後の抜け毛に関する意識調査』