JFEエンジニアリングのグループ会社J&T環境、東日本旅客鉄道、JR東日本環境アクセスの3社は、神奈川県川崎市において使用済みプラスチックリサイクル事業を行うことを目的に、Jサーキュラーシステムを共同で設立したと発表した。
Jサーキュラーシステムは、首都圏最大級となる200t/日の使用済みプラスチック処理能力を有するリサイクル施設を川崎市に建設するという。
同施設では、これまで焼却処理されていた使用済みプラスチックを高度選別し、回収されたプラスチックを特性に応じマテリアルリサイクルまたはケミカルリサイクルの原料として再資源化を行うとのことだ。
また、川崎市や近隣自治体と共に「プラスチックにかかる資源循環の促進等に関する法律第33条(プラ新法)に基づいた再商品化計画」を作成し、プラスチックリサイクル一貫事業として国の認定を取得し、中間処理工程(選別・圧縮等)の合理化を目指すとしている。
同施設は2025年4月の本格稼働を目指し、2024年10月よりケミカルリサイクル用原料製造施設(圧縮・固化)を先行稼働し、その後、高度選別設備を稼働する計画。
Jサーキュラーシステムは、首都圏におけるプラスチック資源循環の高度化および脱炭素推進のトップランナーを目指し、持続可能な循環型社会の実現に貢献していくとしている。