明治田総合研究所は、「働き方に関するアンケート調査」を実施し、結果を公表した。
アンケート調査の主な内容は以下の通り。
■仕事観について
●仕事を選ぶうえで重視すること
・仕事を選ぶうえで重視することは、「収入」が最多で、次いで「仕事内容」「やりがい」が続く。
・「やりがい」は、男性では4割以上の回答となっている一方、女性は3割未満にとどまっており、女性は「勤務時間」や「勤務地」など勤務形態をより重視。
●目指したい年収
・現実的に目指したい年収は、年収500万円以上を希望した人が全体の約4割。男女別に見ると、男性と女性で実現したい年収に大きな差がみられる。
●働き方の志向
・昇進したい気持ちは、どの年代も男性が女性を10pt以上上回る。
・FIREしたい気持ちがある人は全体の約3割。
・定年後も働くことを希望する人は約4割。現在の仕事に満足している人、ワークライフバランスが取れている人の方が高い割合に。
・20代と30代の約半分がテレワークを希望しているものの、実施できている人は約3割
・キャリアアップのための取組みをしている人ほどテレワークを希望。
■年収の壁について
・パート・アルバイトで働く人のうち、年収の壁を意識して就業調整を行なっている人は約5割。
・「年収106万円の壁」を意識して就業調整を行なうことで、将来もらえる年金額が増加しないことや傷病手当金・出産手当金等の受け取りができないことを知っている人は、約6割という結果に。
■転職について
・転職に対するイメージでは、男性は年収を、女性はチャンスの拡がりをあげる傾向。20代~30代中心に前向きな回答が目立つ。
・転職したい理由では、給与面が2位以下を大きく引き離して首位。「仕事内容が合わないから」や「社風が合わないから」といった職場への不満も一定数。
■スキルアップ等に向けた取組み
・現在、スキルアップや自己啓発に取り組んでいる人は約2割と少数派。
・スキルアップ等に取り組めていない人は、費用や時間が障壁となっていることが判明。
【調査の概要】
調査名:「働き方に関するアンケート調査」
調査対象:20歳以上69歳以下の男女1,800人
※職業が「会社員(正社員)」、「会社員(契約社員)」、「会社員(派遣社員)」、「パート・アルバイト」、「公務員」と回答した人
※回答次第で調査対象者が変動するため、回答者数は設問によって同一ではない
調査エリア:全国
調査時期:2023年10月27日~10月29日
調査方法:WEBアンケート調査
<参考>
明治田総合研究所『働き方に関するアンケート調査』