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2021年に21年ぶりの復活を遂げた清酒「敷嶋」を製造する伊東は、同社の旧酒蔵内に、亀崎Kamosが半田市・亀崎にて「伊東合資」を1月20日にグランドオープンすると発表した。
1.グランドオープンまでの背景
愛知県半田市亀崎町で創業した伊東合資会社は、大正時代には中部地方最大級の酒蔵だったが、時代の変化とともに廃業。しかし、9代目当主の伊東優氏により、2021年に酒蔵は復活。
旧伊東合資会社は、江戸時代から昭和にかけての日本建築の貴重な遺産であり、2021年の再購入後は修繕が進められている。
2.新たなランドマークへ
旧伊東合資会社本蔵は、単なる酒蔵としての役割を超え、地域の文化と歴史を後世に伝える新たな歴史的複合施設「伊東合資」として再生。
レストランやカフェビストロ、ショップが入り、新しく造られた庭と共に、訪れた人の憩いの場としての役割を担っていくとしている。施設全体として月曜は定休となるとのことだ。
ホームページ:http://ito-goshi.com/
◆Restaurant gnaw
“食べたい食材や使いたい食材“を買うのではなく、“目の前にある収穫出来る食材”だけで作る。Restaurant gnawは「知多半島のリアルな旬」を提供するレストラン。
ホームページ:https://sites.google.com/view/gnaw
◆Sake Cafe にじみ
「ペアリング」をより日常的に体験できるよう設計されており、酒蔵ならではのお酒のペアリングはもちろん、ノンアルコールドリンクと料理の組み合わせも楽しむことができる。営業時間は11時~21時予定、月曜日定休。
◆蔵のお店 かめくち
元々銀行だった旧事務所を活用。「ありのまま」の明治・大正時代の雰囲気を残した内装が特徴。店舗のテーマは「酒蔵がある街でよかった」とし、お酒や総菜、敷嶋を使ったスイーツの他、醸造で栄えた知多半島の醸造物など、酒蔵から発信される文化や伝統を反映した商品を提供。営業時間は10時~18時予定、月曜日定休。
なお、これらの施設は、旧伊東合資会社本蔵の新たな命として、地域の人々や訪れるゲストに、酒蔵の歴史と現代の融合を感じさせる場所となるという。
酒蔵としての機能に加え、今後は定期的なツアーを予定するなど、文化と歴史を伝える教育的な役割も担っており、日本の伝統と現代のライフスタイルが共存する独自の空間を提供するとのことだ。
3.イベント情報
蔵シカルmarché
ライブやワークショップがあり、ハンドメイドや飲食店まで60店の出店予定。託児場も完備し、新年ということで新20歳の人、そして晴れ着姿の人には振る舞い酒を実施。2023年1月1日に能登半島地震が発生したことを受け、お酒やガチャガチャの売上の一部を寄付。
日時:2024年1月7日9:00〜16:00
場所:旧伊東合資会社本蔵
※入場料無料
クラウドファンディング
旧伊東合資会社の維持・開発のために2023年11月26日よりCAMPFIREにてクラウドファンディングを実施中。リターンはもう二度と作ることのできない「敷嶋 秘蔵古酒」や器作家様による酒器、施設でのイベント実施権など。
期間:2023年11月26日~2024年1月15日
プロジェクトURL:https://camp-fire.jp/projects/view/719253
主体:伊東 愛知県半田市亀崎町9-111