ローソンは、2024年1月より脱炭素推進を目的に、企業内で独自に二酸化炭素(CO2)排出量に価格を設定し、投資判断などに活用する「インターナルカーボンプライシング」制度(以下、ICP)を導入すると発表した。
ICPとは、低炭素投資・対策推進に向けた、CO2排出をコストとみなし企業内部で独自に設定して炭素価格を算出し、設備投資を判断する際などに活用する制度。
ICPを導入することで、さらにCO2削減施策を推進していくという。
<ローソンのICP概要>
・社内炭素価格:20,000円/t-CO2
・制度対象:CO2排出量に関わる設備投資
・適用方法:対象となる設備の投資に対し、社内炭素価格を適用し、費用換算したものを投資判断の参考とする。CO2排出コストを含めた金額を考慮するため、排出量が少ない設備についてはその分計算上の投資コストが減少し導入しやすくなる。
ローソンは、脱炭素社会を2050年に実現し、青く豊かな地球環境を未来につなげるために、環境ビジョン「Lawson Blue Challenge 2050!」を策定し、環境課題に対応した取り組みを進めているという。
ローソンは今後もCO2排出量削減を推進し、持続可能な社会の実現を目指していくとのことだ。
<ローソンのCO2排出量削減目標(1店舗当たり)>
CO2排出量を、いずれも2013年対比で2025年に15%削減、2030年に50%削減、2050年に100%削減
※2022年実績は2013年対比で30.6%削減
<現在実施している主なCO2排出量削減の取組み>
・CO2冷媒の冷凍・冷蔵システム導入(約6,000店に導入、2023年8月末時点)
・太陽光発電システムの導入(約2,600店に導入、2023年11月末時点)
・扉付きオープンケースの導入
・省エネモデル実証実験の実施
・水素を燃料とした配送用トラックの導入