ローソンは、賞味期限が近付いているフライドフーズなどの食品を、物価高騰の影響で運営に苦慮している学校給食や学生食堂の事業者などに無償提供する取り組みを開始すると発表した。
第一弾として、大阪大学内の学生食堂に「ソースinLチキ 餃子味」1,200食を無償提供するという。2024年1月22日から、同商品を安価で学生に提供する予定とのことだ。
また、全国各地の学校給食や学生食堂の事業者を対象に、「ソースinLチキ 餃子味」の無償提供先の一般募集も開始した。募集期間は2023年12月25日から2024年1月10日まで。当選者(10事業者)には、2024年2月5日以降に冷凍の宅配便にて配達予定だとしている。
ローソンでは、オリジナル商品の開発を自社で行っている。14,000店以上の店舗に対し、品切れなく安定して商品を供給するための製造数の見極めはAIを活用しても困難な面があり、一部の商品については計画通りに販売し切れない場合もあるという。
一方、近年の物価高騰により、学校給食や学生食堂の事業者の食材の仕入れコストが上昇し、運営に大きな影響を与えている。ローソンは、こうした事業者に余剰商品を無償提供することで、食品ロスの削減と学生食堂などの運営支援を行いたいと考えているとのことだ。
■「学校給食・学生食堂への食品無償提供」募集概要
提供商品:
「ソースinLチキ 餃子味」12,000食
※10の事業者に1,200食ずつ無償提供予定(大阪大学除く)
対象事業者:
日本国内の小学校・中学校・高等学校・大学にて給食・食堂を運営している法人
募集期間:
2023年12月25日15:00~2024年1月10日23:59まで
抽選・発表:
応募した事業者の中から抽選を行い、当選者(10事業者)を決定
配達期間・方法:
2024年2月5日以降に冷凍の宅配便にて配達予定