インターネット広告代理業を行うオリゾは、SNSを1日2時間以上閲覧しているZ世代(18歳〜26歳)111名を対象に、Z世代が記憶に残る広告に関する調査を実施し、結果を公表した。
■74.7%がSNSを閲覧する中で「1日あたりの広告接触回数が多い」と実感
「SNSを閲覧する中で、1日あたりの広告接触回数が多いと感じるか。」と質問したところ、「非常にそう感じる」が46.8%、「ややそう感じる」が27.9%となった。
また、「SNSを閲覧する中で、1日に最もよく見る広告の種類」では、「エンターテインメント関連(映画、音楽など)」が21.6%、「ショッピング関連(美容や衣服、家電など)」が14.4%という回答に。
■約3割が、同じ広告を1日に「4回~5回」見るとその企業や製品/サービスにネガティブな印象を持つと回答
「SNSを閲覧する中で、同じ広告を1日に何回見るとその企業や製品/サービスにネガティブな印象を持つか」と質問したところ、「4回~5回」が29.7%、「1回~3回」が26.1%となった。
■40.5%が、2週間以内に見たSNS広告のうち「覚えているものがある」と回答
「2週間以内に見たSNS広告のうち、覚えているものはあるか」という質問には、「ある」が40.5%、「ない」が43.2%という結果に。
さらに、「ある」と回答した人に、「自身が覚えている「印象の良い」SNS広告のメディアの種類(複数回答)」を質問したところ、「YouTube」が35.6%、「Instagram」が35.6%、「Twitter(X)」が26.7%という回答となっている。
■印象の良いSNS広告の特徴、第1位「短時間でインパクトがある」、第2位「クリエイティブのクオリティが高い」
「自身が覚えている「印象の良い」SNS広告の特徴は何か(複数回答)」(n=45)という質問には、「短時間でインパクトがある」が最も多く42.2%、続いて「クリエイティブのクオリティが高い」が24.4%となった。
■印象の悪いSNS広告の特徴、「過剰な購買煽りがある」「表示頻度が多い」が上位
また、「自身が覚えている「印象の悪い」SNS広告の特徴(複数回答)」(n=45)を質問したところ、最も多かったのは「過剰な購買煽りがある」で57.8%、次いで「表示頻度が多い」が51.1%、「表現が過剰」が46.7%と続く結果に。
同調査では、Z世代が接触回数の多いSNS広告に対してネガティブな印象を持っていることが明らかになった一方で、短時間でインパクトがあるSNS広告は記憶に残りやすく、印象が良いと感じていることがわかった。
この結果から同社は、Z世代をターゲットとしたSNS広告を展開する上で、接触回数を増やすよりも、記憶に残りやすい広告を提供することが鍵になるのではないかと考察している。
【調査概要】
調査概要:Z世代が記憶に残る広告に関する調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年11月17日〜同年11月20日
有効回答:SNSを1日2時間以上閲覧しているZ世代(18歳〜26歳)111名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
<参考>
株式会社オリゾ『Z世代が記憶に残る広告に関する調査』